好きなのに、口から出る言葉は「嫌い」
楽しいのに、私の喉は「まぁまぁ」って言う
幸せなはずなのに、私はなぜか「普通」なんて
なのに、本当に嫌いなものにも「嫌い」
楽しくないものは「つまんない」
幸せじゃなかったら「全然幸せじゃない」
そのくせ、君には迷惑かけたくないから
悲しくても「大丈夫」
辛くても「大丈夫」
苦しくても「大丈夫」
私の気持ちは裏返し
なのに、私の都合のいいように、本音が漏れる
こんな私に付き合ってくれた君
「本当にありがとう」
「…別に」
君も照れた時は、裏返し
鳥のように、どこまでも広く、狭いこの空を飛んでみたい
鳥のように、どこまでも深く、浅い、この空を飛んでみたい
私が鳥になっても、今の人のままでも、この空の向こう側は行けないし
私がどんなものであろうと、海は渡れないし
私がどんな格好をしようと、県境は越えられないし
まぁ、言っちゃえば、めんどくさがりなのと、臆病なだけなのだけれど
この空の向こうは、この海の向こうは、この線の向こうは、この先の空間は、
果たして、どんな世界が広がっているのか
行く気もないのに、ただ想像して、気になって、
でも結局行かない
そんな私は、今日も心の中で、鳥になる
さよならを言う前に
何も言わないで欲しい
さよならの前に何か言われると
心の奥に閉じ込めたはずの気持ちが、
熱い、熱い、恋心が
カッと燃え出して、出てきてしまうから
さよならをするときは
またね、じゃなくて、さよならがいい
またねって言われると、まだ、もしかしたら、って
考えてしまうから
期待してしまうから
だから、ね
君が、どんなさよならを告げようと
どんな形で、さよならになろうとも
さよなら
その一言で、終わらせたい
「…さようなら」
昨日の空模様
今日の空模様
明日の空模様
一つもおんなじものは無い
毎日が、新しい空模様
何気ない日常も、変化してる
もう、あなたのことなんて忘れたい
あなたのことを思い出したくない
あなたの姿を思い出すと、悲しいだけだから
だから、あなたのものは全部捨てた
でも、家のキッチンとか、お風呂場とか、寝室とかにいると、あなたを思い出しちゃうから、引っ越した
でも、ふとした時にあなたを思い出す
なんでだろう、最低だったのに
あなたなんて、今思えば最悪な人だったのに
いつまで経っても捨てられない
あなたとの楽しい思い出
私の頭の中で、いつまでも輝いている