冬華(トウカ)

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7/9/2024, 9:09:14 AM

街の明かりが、夜の闇を切り開く
暗く、重い闇に、明るく、軽い槍が突き刺さる

その槍は、僕にとっては眩しすぎた

家に帰っても、窓から差し込む光によって、静かな夜など存在しない
車の音、人々の雑踏、正体はわからないが、何かの音

今欲しているのは、静かで、穏やかで、暗い、そんな夜なのに
今は、びかびかとした、街の明かりが、ごうごうとした、人々の生きている証拠が
自分の生活の妨げとなる、障害となる

私の求める夜は、どこに行ってしまったのだろうか
また、あの頃の夜を…

7/6/2024, 7:17:27 AM

空に輝く小さな光
ずっと変わらない光り方で、空に浮かんでる
その光が綺麗で
手を伸ばせば届きそうで
ぐっと、目一杯手を伸ばすけど
静寂を掴むだけで、その手のひらの中に、小さな光は無い
それがなぜか寂しくて、泣きそうになる

もう一度空を見上げる
そこには変わらず、小さな光が輝いている
ずっと変わらず、僕らを見ている
僕らの世界は、変わり続けていて、その変化に追いつくことが大変だというのに
何も変わらず、そこで見ている

7/3/2024, 11:57:41 PM

この道の先に、何が広がっているのだろうか
どんな景色が待っているのだろうか
どんな人たちに出会えるのだろうか

僕たちが進むこの道は、幾つもの分かれ道があって
その度に悩み、どっちの道がいいか選択し、進む

楽そうな平坦な身に、歩きにくそうな砂利道、
険しい山道に、急な坂道

どんな選択であろうと、最後はみんな、「死」を持ってして、その歩みを止める
あまりにも大変な道だと、自らの手で「死」に至る可能性もある

そんな中で、僕らは生きている

途中で出会う、仲間たち
助け合い、支え合いながら進んで、どこかの分かれ道で別れを告げる
そして、また新しい人に出会うのだ

さぁ進もう
この道の先に、何が待っているのか
誰と関わるのか、どんな風景が待っているのか

少しの期待と、大きな不安の中、進む

6/29/2024, 12:27:06 PM

高く高く、空高く
上を見上げれば空に伸びる、真っ白なわたあめ
あれが嵐を運んでくるなんて、最初は信じられなかった
今でもたまに疑うくらいだ

そんなだから、君を信じられなかったのかな
そんなだから、君は僕を捨てたのかな

空に浮かぶ、大きなわたあめ
それは僕に、嵐を運ぶ
まるで僕を、責め立てるように

6/28/2024, 10:52:29 AM

夏は季節の中でも好きじゃない
蒸し暑いし、日差しは強いし、明るいし、寝苦しいし、汗が気持ち悪いし、虫もたくさんだし、蚊に刺されるし、
夏って好きになれない
楽しみなんて、探しても見つからない

…でも、

でも、君の誕生日があるから…恨めない

あーあ、ほんとに君のせいだからね、私が夏を嫌いになりきれないのは

…なによ

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