私がしたい、おねだり。
あなたにだけする、おねだり。
そんなことがあるわけがない。そんなことはわかってる。
でも。それでも。
あなたからの好意、愛情、恋愛感情。
彼氏を持ってる、あなたの気持ち。
そんなことはありえないって、わかってる。
これが私の、ないものねだり。
最初で最後の、ないものねだり。
私は、ある特定のものを好きになれない。
全てにときめいてしまう。
少し優しくしてくれるだけで、その人にときめいてしまう。
それが女子でも、男子でも、おじいちゃんでも、おばあちゃんでも。
このせいで、私はクラスから異端者として扱われ、いつも孤独だった。
そのせいでもあったのかもしれない。私のこの体質は。
少しの優しさでも、ときめくまでの威力を持っていた。
そして、そんな日常が辛くて、苦しくて、嫌気がさして。
こんな私が、嫌で、嫌いで、もう終わりたくて。
この上から飛び立とうと思う。
人が落ちたら死んでしまうほど高いビルの上。
下を歩く人は誰1人気付かない。
はぁ…やっと解放される。
死んでしまったら私が行くであろう青い空。はぁ、好き。
そして、そんな空を抱きしめたくて、一歩を踏み出す。
私の足は空をきり、頭が下になって落ちていく。
下を見ると、瞬く間に硬いコンクリートが近づいてきている。
私をこの苦しみから解放してくれる、この地面。はぁ、好き。
こんな私、おかしいのかな。
グシャ
今日の天気は、晴れ。ところにより雨です。
今日の気持ちは、曇り。ところにより雨です。
今日の私は、どこに行っても雨です。
はぁあ。憂鬱。
人にはそれぞれ、特別な存在を持っている。
家族、恋人、友達、ゲーム、本。
それぞれの特別な存在。
人のものを、否定はしたく、ないな。
自分がされて、悲しいのを知ってるから。
人の特別な存在をを尊重して、自分の特別な存在を認められたい。
そしたら、少しは優しい世界になると思うんだ。
あなたの特別な存在は?
毎日毎日、ダラダラ過ごして、バカみたい。
スマホいじって、こんな物語書いて、バカみたい。
そんな事してるくらいなら、勉強しなよ。
僕に降りかかる言葉。ナイフのように鋭く、僕に突き刺さる。
痛い、痛い。辛い、苦しい。
見えない血が流れる。人にも、自分にも見えない血が流れる。
でも、
今みんなの作品に、助けられてる。みんなの小説で、物語で、エッセイで。助けられてる。
別のアプリだけど、ノベリーのコメントをくれるみんな。読んでくれるみんな。
このアプリで、物語を書いているみんな。
みんなのおかげで、僕は生きてる。
ありがとう。