特別な夜って、ある?
人によって、違うんじゃないかな。
「もちろん!クリスマス!」とか、「いやいや、誕生日じゃない?」とか。うんうん。いいねぇ。
でも、私にとっての、特別な夜は、「君といる時」
私にとって一番大切で、私を一番大切にしてくれる人が、隣にいてくれたら、その日の夜は、特別な夜。
「まだ寝ないの?」
あ、彼が読んでる。もう寝なきゃね。じゃあ、私にとっての、特別な夜ってもんを、過ごしてきますかな。
じゃあ、みんな、いい夜を。
「good night!」
海の底
海の底には、何があるんだろう?
この世界の中に続く穴?海底にある伝説の都市?
私のことを、海のように深い愛で、大切にしてくれる人?
そこには、誰にも辿り着いていないため、何があるのかはわからない。だから、こうやって想像してる。
海の底には、何があるのかな?そこは、私の想像の、思うままの世界だ。みんなも想像してみなよ。楽しいよ?
君に会いたくて
会いたい。君に、会いたい。
だけど、君は今別の世界だ。生きている人にとっては、一番近くて、それでいて一番遠い世界だ。
あることをすれば、すぐに行けるけど、それをする勇気が出ないからこそ、遠い場所だ。
だから人は、その世界に行くために、時間が過ぎるのを待つんだ。
でも、もうこの世界はいいや。私は、君がいないとダメだよ。
この縄の輪っかに首を入れて、椅子を蹴り飛ばせば行ける世界。なんて簡単な世界なんでしょう。
「今、行くから…」
そう呟いて、私はあなたの元へと向かったのだった。
その女性が、彼の元へ行けたかは、わからない。だって、僕たちは、向こうの世界のことを知らないんだもの。
1月18日(木)
3年間つけてきたこの日記も、今日で終わりにしようと思う。
もし、この日記を見つけた時は、多分また悲しくなってしまう。だから、もう終わりにする。
今日、何があったのかだけ書いとくね。
私の好きな、大好きなあの人に、3年間、ずっと付き合ってきたあの人に、振られてしまった。
そう、それだけ。だから、付き合い始めた日に始めたこの日記も、終わり。つけるのは、もう一生ない。
だから、この日記に、あの人への思いを綴っとこうと思う。
大好きなあなた
まずは、大好きだったってこと。この世の誰よりも好きだったよ。そんな好きな人といられたから、私は生きてこられた。輝いている日々の中の、一人になれた。
あなたのおかげで私は変われました。本当にありがとう。
…言葉にしようとすると難しいね、でも、言葉では表せないくらい、幸せな日々だったってことね。
この文章、あなたは読む時が来るのかなぁ。あ、私がもしもテレビに出ても、責任なんて、感じなくていいから。まぁ、余計なお世話か。私はもう、赤の他人だもんね。
もう少しで、夜が明けるよ。その瞬間に、私は旅立ちます。
これを聞いたら、あなたはなんでいうのかな?なんて考えてます。未練たらたらで、ごめんなさいね。
まぁ、幸せな日々だったよ。ありがとう。私を生き延びさせてくれたのは、あなたでした。
じゃあ、この日記は、この辺かな。じゃあ、幸せに過ごしてください。家族にも、感謝をしています。喧嘩したり、怒ったりした時もあったけど、感謝しかありません。
あなたは、幸せに過ごしてね。他の人が好きなあなたも、私は大好きだよ。
じゃあ、ここで閉じます。ありがとう。
-今朝、東京都のあるアパートで、死体が発見されました。飛び降り自殺だと考えられており、ある部屋は鍵が空いていました。そこには、遺言と見られる日記帳と、一枚の写真が置かれていました。警察は…-
木枯らしが吹いている。
ぴゅうぴゅう吹いていて、その風は冷たい。
私の耳を取っていってしまいそう。
突然、ある木枯らしが、耳元で囁いた。
それは、冬の訪れを伝えるメッセージ。
さぁ、寒い冬が始まろうとしている
今年の冬は、何が起こるだろうね。