雪を見ると、胸が痛む。その痛みは、胸の奥を、針でチクリと刺したような痛み。それだけじゃない。胸を押しつぶされてるような痛みや、金槌で叩かれたかのような痛みもある。
この痛みは、多分、雪の降る、寒い冬の日に、それも特別な、クリスマスイブに、大好きな人に振られたからだと思う。
彼女には、僕の今まで貯めてきた愛を全て捧げて、他の誰よりも、僕が1番大切にしたいと思っていた。
振られた時のショックは、いつまでも忘れないと思う。忘れたくても、体は覚えてる。この痛みを取り除きたくても、痛みから逃れたくても、雪が降ると、思い出す。
僕は、彼女のことを何も理解できなかった。甘やかすこともできなかった。リードすることもできなければ、守ることもできなかった。そんなことがあったから、雪が降った時に感じるこの痛みは、僕が彼女にしてあげられなかったことへの罰だと思う。
この痛みがなくなった時、僕への罰は終わる。そう信じて、今年の冬も、来年の冬も、僕は雪を待つ。
イルミネーション。あなたたちは、どんな気持ちで見られる?
彼女とドキドキしながら歩いてたら、幸せだよね。
家族と笑いながらみる。幸せだ。
友達で声を揃えて感嘆して。うん。幸せ。
でも、辛い気持ちで見てる人もいるかも。
彼女に振られた次の日に。一緒に見たかったよね。
1人孤独でみてる。寂しいなぁ。
イルミネーションは、大切な人たちとの絆を深める、治癒魔法のようなものであり、人の心の傷を抉る、攻撃魔法のようなものでもある。
治癒魔法を受けている人。その幸せが、どうか永遠に続きますように。
攻撃魔法を受けている人。今が痛くても、どうか踏ん張って。これからの出会いが、いいものでありますように。
イルミネーションは、魔法。人によって、効果が変わる魔法。あなたにとって、今がどんな効果であろうと、最後はあなたにとって、良い効果になりますように。
(皆さんの幸せを願っています)
人を愛する時、必ずその人に愛を注いでる。
もちろん、好きになった人にはこう思うでしょう。
「私を愛して」
「俺のことだけを考えて」
「あなたのすべての愛を注いで」
「あなたの心を全て自分色で染めたい」
でも、相手はそれに応えようと思ってるのかな。自分を利用してるだけかもしれない。「愛してる」なんて言葉だけで、信じないで。
こうやって考えると、本当に自分を愛してくれる人を見つけるのは、とても難しい事。ましてや、好きな人に出会うことすら、困難なのに。
だからこそ、自分が出会った、本当に好きだと思う人には、後悔しないように接しなければならない。相手に嫌われるなんて、もってのほかだよ。
どうか、あなたの好きな人に、あなたのあげられるだけの、愛を注いで。
相手がそれに気付いて、あなたが注いだ分の愛を、満たすように、愛を注ぎ返してくれると信じて。
どうか、みんなの恋が「後悔」なんて言葉で終わらないように。恋は、実っても、実らなくても、輝くものだと思うから。
前回に続き、長くなってしまいましたが、読んでいただけるとありがたいです。
人の怖さはどこなのでしょうか。
心を許した相手。それは、本当に信頼している親しい相手のことを指す。その相手は、それぞれで異なる。彼女だったり、幼馴染だったり。
でも、心を許した相手が、自分のことを、心を許した相手と思ってくれているのかな。
心と心が通じている、なんていうけど。人は、本当の心はさらけ出すもんじゃないと、それぞれわかってるんじゃない?
自分の心は、自分のものだと。本心は、相手に教えてない。
心を許した相手も、心と心が通じ合っていると思っている相手も。本当の心なんて、さらけ出してないんじゃない?
相手のことが全てわかるつもりでいる人。相手に自分の心を全て伝えている、なんて言っている人。
本当は、あなたや、相手の、本当の心は、なんて思っているんだろう。
人と人の、心と心。相手を全てわかることなんて、叶うことじゃない。ましてや、全てを知ろうなんて、できないし、相手も望んでない。
心と心が繋がってる。心と心を許し合ってる。それは、本当にそうなのかな。人と付き合う上で、怖いのは、ここだと思う。
相手の本当は、なんて気持ちなのかな。
長いけど、どうか読んでいただければ幸いです。これを読んで、苦しむ人が、少しでも減りますように。
人が子供の頃から身につける能力って、なんだと思う?
知識?運動能力?それより、もっと早く身につけ始めるもの。
何でもないフリ、だよ。
子供って、吸収能力がすごいから。大人が「何でもないフリ」をしてると、すぐに覚えちゃう。それを、ずーっと見てるから、あたかも自分のもののように、癖になった状態で歳を重ねていく。
何でもないフリって、周りの人が気づいてあげないと、とっても苦しい。それを、僕は知ってる。なのに、もう癖になっちゃってるから、苦しいとわかってても、やっちゃうんだよ。
「大丈夫だよ」ーーー苦しいくせに
「手伝わなくても大丈夫」ーーー大変なくせに
「僕なら平気だよ」ーーー助けて欲しいのに
こうやって苦しんでる人は、君の周りにいないかな。気付いてあげられたら、手を差し伸べてあげて。絶対に、無理をして、苦しんでいるから。
もしかしたら、君が苦しんでる本人なのかな。
何でもないフリなんてして、自分をいじめるのはもうやめてあげて。周りに、助けを求めてもいいんだよ。
「苦しい」「大変だよ、手伝って欲しい」「助けて」
まずは一言。言ってみて。みんなが助けてくれるよ。
自分が助ける。なんて正義感にとらわれないで。
でも、助けてもらう癖は、つけちゃいけないよ。助けて、助けられて。そんな関係を築くことができれば、一生ものの仲間ができて、人生も、苦しくないと思うんだ。