拝啓。
明日世界が終わるなら──なにをしますか?
大好きな犬猫たちを愛でるもよし、
黒歴史を更新したり、
朝から晩までお酒でパーリナイをしたり..
大事なもの、人と過ごすのもいいですね。
────世界が、終わってしまうとしても……
「日常」はやって来るのでしょうか?
布団の中で目覚め、朝食を摂り、身支度を済ませて各々の時間を過ごす。
小鳥たちが柔らかな陽だまりの中で戯れる。
誰がいちばん良く光れるかを星々が競い合っている頃には、家路に向かって歩いている事でしょう。
夕食を食べ、湯船に浸かり、今日の出来事を何とはなしに思い浮かべて、頭を眠たげに揺らしながらまた布団へ横になる。
そんな誰かの‘なにげない日々’は、来るのでしょうか?
キレイな星たちはまだ、輝いているのでしょうか?
あなたはまた、笑えるのでしょうか?
私たちは───悔い無く過ごせたのでしょうか。
わたしは、不思議で不思議でなりません。
敬具。
7.15.60*2/$“#;の星より心を込めて,マーシャ.
【快晴】
ころころ
コロコロ
ころんころん
光って
転がる
一つの玉
坂を
おりて
のぼって
時たま止まる
淡くて
まあるい
その玉は
だれが呼んでも止まらない
上手か下手かもわからない
だけど転がるその玉は
今日もずっと転がてる
青い坂を転がてる
ずっと。
この先も。
何年後の先も。
いつまでも、ずっとずっと…
これからもずうっと続くと、そう思っていた。
麗かな春の風
生暖かい彼女の手
カーテンが柔らかく日差しを遮り、
おいでおいでと誘うように揺れている
こんな事になるはずじゃなかった
もう春が過ぎ去ってしまう。
そう、そうだ…こうなるべきではなかったのだ
「Second end : これからもずっと。」
太陽のような
それはまるで、オレンジみたいに。
それはいつか、あなたのもとに。
それはきっと、温かいものに。
あの子はまるで、お日様のよう。
╭⋟────────╮
君が隠した鍵
╰──────⋞╯
────チャリン!
金属音が静かな部屋に響く
それを聞いた男は「はぁ…」とため息をつきながら腰をかがめ、ワックスで鈍く光る木のフローリングに手を伸ばし、床に転がる‘それ’を拾った。
男はそれを手で弄びながらさっきまで座っていた椅子にまた腰掛け、なにやら考え事を始めた
眉はぎゅっと集まり、眉間にシワを作っている。
元の位置に戻されたそれの近くには芯が出されたシャープペンシルと冷めたコーヒー、それから真っ白けの手帳が開きっぱなしで置かれていた
窓からの光を観葉植物が微かに遮り、ゆらんとした影を部屋全体に映し出す
その手帳をよくよく見ると、文字を消した跡がうっすらと浮かび上がってくる
『この鍵はどこの鍵なのか?』
男はまだ、眉間にシワを寄せたままだった。