【快晴】
ころころ
コロコロ
ころんころん
光って
転がる
一つの玉
坂を
おりて
のぼって
時たま止まる
淡くて
まあるい
その玉は
だれが呼んでも止まらない
上手か下手かもわからない
だけど転がるその玉は
今日もずっと転がてる
青い坂を転がてる
ずっと。
この先も。
何年後の先も。
いつまでも、ずっとずっと…
これからもずうっと続くと、そう思っていた。
麗かな春の風
生暖かい彼女の手
カーテンが柔らかく日差しを遮り、
おいでおいでと誘うように揺れている
こんな事になるはずじゃなかった
もう春が過ぎ去ってしまう。
そう、そうだ…こうなるべきではなかったのだ
「Second end : これからもずっと。」
太陽のような
それはまるで、オレンジみたいに。
それはいつか、あなたのもとに。
それはきっと、温かいものに。
あの子はまるで、お日様のよう。
╭⋟────────╮
君が隠した鍵
╰──────⋞╯
────チャリン!
金属音が静かな部屋に響く
それを聞いた男は「はぁ…」とため息をつきながら腰をかがめ、ワックスで鈍く光る木のフローリングに手を伸ばし、床に転がる‘それ’を拾った。
男はそれを手で弄びながらさっきまで座っていた椅子にまた腰掛け、なにやら考え事を始めた
眉はぎゅっと集まり、眉間にシワを作っている。
元の位置に戻されたそれの近くには芯が出されたシャープペンシルと冷めたコーヒー、それから真っ白けの手帳が開きっぱなしで置かれていた
窓からの光を観葉植物が微かに遮り、ゆらんとした影を部屋全体に映し出す
その手帳をよくよく見ると、文字を消した跡がうっすらと浮かび上がってくる
『この鍵はどこの鍵なのか?』
男はまだ、眉間にシワを寄せたままだった。
コーヒーが冷めないうちに
あなたと語り合って
コーヒーが冷めないうちに
おいしいご飯を食べて
コーヒーが冷めないうちに
きれいな空を眺めて、
コーヒーが暖かいうちに
楽しい楽しい時間を、あなたと