8/28/2024, 4:28:13 PM
突然の君の訪問
やあやあ。と言いながら入ってくるこの人は
今日も靴を脱ぎ散らかして無遠慮に狭い部屋を占領する
隠す気もない首元の跡がちらちらと目に痛い
思春期を舐めないでほしい。
ふらふらした足取りが心もとない
かなり酔ってるみたいだからコップに水をついで持っていく
あれ消えた。あぁタバコか。
どうやらベランダに移動したようだ
タバコの煙と共に肺を侵食するのはいつも違う香水
今日は渋めだ
僕ではない誰かの残り香
もう慣れたと思っていたけれど、
風が吹く度、鼻を掠めるそれは僕をひどく淋しくさせる。
この人にとって僕ってなんだろう。時々考えてしまう。
「たまに面倒みてやってる子供」とかかな。
自分でも子供じみてると思う。
この気持ちだって子供が大人に憧れる
思春期特有のあれなんだろう
認めたくないけどきっとそうなんだと思う。
どうせ僕は子供だから難しいことはよくわからないけど、
ただ、タバコを吸うこの人の横顔を許される限りずっと
見ていたいなって僕は思う。
8/21/2024, 4:43:16 PM
鳥のように
あの子はいつも鳥になりたいって言うんだ
鳥のように自由に空を飛びたいって
こんな窮屈な世界で生きたくないって
だけどね、こんな世界でも自由に羽ばたけるって
僕は信じてるよ
7/28/2024, 4:37:58 PM
お祭り
両手で持ってたヨーヨーとかき氷を
君の方を見ながら右手に移す私と
プラプラしている私の左手と
全然気づいてくれない君
7/18/2024, 12:01:40 PM
ずっとあの夏の雲を追いかけてる。
君がいた夏、甘すぎた夏。
7/15/2024, 8:38:50 PM
終わりにしよう
もうさお互い辛いだけだからさ、
こんな関係行き着く先がないもの。
あの日そう言った君に言えばよかったんだ。
行き着く先なんてないよ、分からないよ。
だけど僕は君が好きなんだ。
一緒にいたいんだ。って
ただ強く抱きしめればよかった。