『 好き嫌い 』
「すき、きらい、すき、きらい、すき、きらい、すき、
きらい、すき、すき、すき、すき、すき、っと。」
またこいつ変なことしとる。花占い懐かしいし。
てかめっちゃずるしとる。
「お前、ずるにも程があるやろ。」
「なんのこと?」
しらこいな、とぼけるつもりや。
「そんなん好きにしかならんやん、虚しくないん?」
「えー?だって好きでしょ?」
「何がや。」
「私のこと、好きでしょ?」
こいつ何変なこと言うてるん。びっくりしたわ。
誰がお前なんかのこと好きかいな。お前なんか別に、
「好きや。」
「ふふ、知ってる。」
『街』
「夜景綺麗だね。」 なんて言う君に、
「うん、本当に綺麗だ。」って。
別に夜景とか見てないし、
君の横顔しか目に入らなかったのにさ。
街の夜景を見下ろす君がやけに綺麗に見えた
もうずっと前の夏の日。
お前はちょうど今の時期ぐらいにいなくなったな。
やる事が出来たとかなんとか、
「お前もやりたい事見つけたら真っ直ぐ突き進め。」
だってさ。
それじゃあ、お前を追いかけりゃ良かったか?
やりたいこと?そんなのお前と一緒にいることだよ。
ずっとお前と笑えてれば十分だったよ。
でもお前は違った。
俺がそうしたかっただけの事。
『やりたいこと』
このお題を見た時私は珍しく好きな人ではなく
親友を思い浮かべた。
幼稚園から一緒で高校では離れたけど月に1回は
夜に散歩しながら色々話す仲だ。
なんせお互い同性愛者で相談できるのがお互いしか
いなかったのも固い絆の訳だろう。
彼は、
世界の終わりは好きな人と過ごせたらいいなー。
って言うと思う。絶対に。
それでも私は彼と好きな人のことを話して
にやにやしながらこの人生を終わりたい。
世界の終わりに君と
3000円かけたのに
眉ピアス痛くて途中で断念
最悪