『こぼれたアイスクリーム』
私の大好きなホームセンター
そこにはソフトクリーム屋さんがある
バニラ
コーヒー
抹茶
いちご
変わり種のマンゴー味
私はいつも
抹茶ソフトを頼んでいた
でもチマチマ
ゆっくりと食べるものだから
だんだんソフトクリームは
溶けていく
「早く食べなさい」
という親の心配をよそに
お手てに垂れ
「あっ」と傾け
ズボンに垂れ
そうこうしてるうちに
どんどんソフトクリームは溶けて
気づけば
コーンの下が湿って垂れてくる
" アイスクリーム大戦争だ "
そして
アイスクリームを食べた後は
毎回のように
手も服もベトベトだ
毎回
口にクリームつけながら
手を洗いに行く
ハッピーセット
ならぬ
悲惨セットだ
……
大人になった今でも
ソフトクリームは好きだ
未だに下が湿って
焦る時もあるが
ある程度食べたら
下をかじって
吸血鬼の如く
勢いよく吸う!
吸いまくる!!
これを小さい頃の私に
伝授したい
これでベトベトになることは
もうないぜ☆彡
ってね、
『風を感じて』
あの日、土手の道で
カメラを持って写真を撮っていた
夕方の4時
夕日が川を金色にして
風が気持ちよく頬をなでていった
きれいな桃色の夕日で
ずっと見ていたくなった
夢中でシャッターを押していると
レンズの先にひとりの女性が写った
白いワンピースが風にゆれて
長い髪が夕日に透けて光っていた
その人はゆっくり振り返った
横顔が夕日に照らされて
本当にきれいだった
目は遠くを見ていて
少しさびしそうに見えた
名前も知らない人。
でも
あの時の光と風と
その横顔だけは
今もずっと心に残っている。
『熱い鼓動』
気になっている年下の子を花火に誘った
「よかったら、ここの花火行かない?」
というと早速返信がきた
『え!行きたい!いこ!楽しみ』
……花火大会当日……
花火の数は1万5千発
来場者数が思ったよりも多く
駐車場に停められず
花火が始まってからも
ずっと車で彷徨っていた
お腹が空いてしまったので
「コンビニに行こう」
「ついでにスナック買ってそこで見よ?」
と提案した。
でも
みんな考える事が一緒なのか
コンビニが大渋滞で大混乱に陥っていた…
ここもダメかぁ…って
落ち込んだけど
なんとか停められて
スナックを買うことができた
2人で一緒に
アメリカンドッグを買って
「いただきます!」って乾杯した
唐揚げも買ったから
楊枝で刺して
相手の口元に差し出すと
「(パクっ)」と食べた
おぉ!?
アメリカンドッグの
「ここのカリカリ好きなんだよね」
というと
『ん...食べる?』って
なんか…
恋人みたいだ。
私の胸は高まった。
花火全てを観ることは
出来なかったけど
なんか…
これはこれでよかった。
【True Love(本当の恋)】
この世に
ツインレイが
存在するというけれど
本当にいるんだろうか
これまで
色んな方と出会って
恋して
付き合って
別れて
別れたあと
あの人がツインレイだったのかな
って後悔したり
いや、違う…
そんなはずない
って自分自身を納得させたり
でも、
好きな人ができる度に
付き合う度に
この人が
私のツインレイなのかな?
この人が本当の恋を…
本当の愛を
与えてくれる人かな?
って考える。
本当の恋を
早く知りたい!
って急ぐのはよくないよね…
ゆっくり
本当の恋を
本当の愛を
探して行きたい
私を愛してくれる人が
また
心から愛したいって思える人に
会えますように。
【願い事】
私には
小さい頃の記憶に
微かに残っている人物がいる
それは…
木の香りの部屋
小物が飾られたピアノ
洗濯物が干された縁側
出窓の白いカーテン
綺麗な着物をきた日本人形
そして
ロッキングチェアに座るおじいちゃん
お正月
みんなが居間にいるなか
おじいちゃんは
一人この部屋で過ごしていた
どんなおじいちゃんかは知らないが
静かに微笑むおじいちゃんが
好きだった
ことを覚えている
そのおじいちゃんは
私が来ると
何も言わず手招きして
お膝に乗せてくれた
何も言わない
何も話さない
ただただ
微笑んで抱っこしてくれた記憶
心温まる記憶
願うなら
大人になった今
また
おじいちゃんに会いたい
何も話さなくていい
何も言わなくていい
ただただ
一緒に隣にいて
静かな空間流れる
ひと時を過ごしたい