胸の鼓動
ドクッン、ドクッン、ドクッン
彼を見るといつも胸の鼓動が異常なくらい高鳴る。
姿を見るだけで
話すだけで
私の胸はお祭り状態。
それが嫌でもなくて。
それがちょっぴり楽しくて。
それが照れ臭くて。
彼を好きになって出会えてよかった。そう思えるんだ。
踊るように
君はいつも踊るように生き生きとしている。
そんな君が羨ましくて、輝いて見える。
私は普段あまり喋らないクラスメイトの君に話しかけた。
「ねぇ、なんでそんなに生き生きと自由にいられるの?」
初めて話した君は目を丸くして、笑った。
「ははっ!面白いこと言うね。
別に生き生きとしてるわけではないけど。
俺には佐倉さんは何かに縛られているように見えるな。」
縛られてるように見える、か・・・・・・・
「ねぇ、佐倉さん。佐倉さんの人生なんだよ?
誰のものでもない佐倉さんの。
だからさもっと軽く考えていいんじゃない?
佐倉さんが何を悩んでるのかは分からないけど、一度しかない自分の人生なんだよ?
親や他人にこうあるべきだなんて決められて自分のしたいことを見失っちゃダメだよ。
生き方は自分で決める。」
私の人生・・・・・・・。
生き方は自分で決める。
自分を見失わない。
少しだけ心が軽くなった。
「ありがとう。」
お礼を言うと君は眩しい笑顔で頷いた。
時を告げる
小説家になりたいと初めて自分の中で強い目標ができた小学5年生のあの日。
あの日からずっと迷って迷って迷りまくってきたけど、結局親には言えない。
お姉ちゃんは「本当になりたいと思ってるなら言えるはずでしょ?」そう言うけど、言えない。
だって怖いから。反対されるのが。お前には無理だって。現実見なさいって言われるのが。
怖い。
今、私は小さいやつだけど、小説を書いて選ばれたら今までよりは多くの人に見てもらえる企画にエントリーしようと小説を書いている。
それで結果が出たらちゃんとやって言いたい。
あの日、小説家になりたいと思った日から何も成長してないって前は思ったけど、一歩踏み出してみる。
上手くいくか、選ばれるかはわからない。
でも、とりあえず今はいい小説かけるように頑張ろう。
「書く週間」という素敵でありがたいアプリで私の小説を見てくれる人もいるんだから。
せめて、今を精一杯頑張る。
昨日の自分を越えられるように。
些細なことでも
「些細なことでも人に何かしてもらったらありがとうといいなさい。」
私は小さい頃から早く母にそう言われてきた。
だから私は人から
物を渡された時
お土産をもらった時
送ってもらった時
代わりに何かしてもらった時 など、
色々な時に
「ありがとう」
とただ一言感謝の言葉を伝えるのだ。
今見てくれている人、はそんなこと当たり前だろ?って思ってますか?
でもね、どんな些細なことであっても
物を渡されても「ありがとう」の 一言も言わない人だっているんだよ。
ただそれだけのことだろうが。
その一言を言わないだけだろうが。
って思う人もいるだろうけど、
私は小さい頃から
何かしてもらった時は「ありがとう」と伝えるように心がけているし、言っている。
だからどんな些細なことでもお礼を言う。
それが少しずつ自分の心を素直にしてくれるかもしれないよ?
不完全な私
私は恋が分からない。どんな感情が恋なのか。
一緒にいて楽しければ、安心出来れば恋になるのか。
相手を好きという気持ちになるのか。
分からない。