fukurou

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2/19/2024, 11:15:54 AM

風が吹けば揺れ、耳をすませば聞こえてくる。
一見儚く一瞬だが、桜と違えども
また見えてくるものがある。
涼しげに落ちる終わった役目と、
どれだけ重ねる人が居るだろう。
朽ちようがそれはまだ生きている。
あっさり飛んで、掴めば綻ぶ切なさよ。
それでもまだだ。
生きている。
それを美しいと言えるかは
きっと誰もわからない。

2/18/2024, 11:12:13 AM

夜になるといつも明日が怖くなる。
また外に出なくちゃいけない、
また行かなくちゃいけない、楽しい予定があっても、楽しみでいられない。
日を跨ぐのは朝日が昇ってからで、時間では決めないだから寝れない、寝たくない。そんな眩しすぎる明日から逃げたくて今日にすがる。きっとまた苦しいとか言って泣きながら怯えて眠るしかないのだろう。振り向いてからじゃもう遅い。そこに今日は居ない。どれだけ浸ろうが、悲しかろうが関係ないのだ。その今日だって私を苦しめた明日と同じなのだから。
ならばせめて言ってやろう、明日も私が泣けるように心で嘲笑って。
今日にさよならを。

2/16/2024, 11:37:04 AM

誰よりも好き。
君はそう言った。その時はまだ私だってそうだった。
今だって好きだよ。嫉妬も沢山してるよ。ただ、1番というのは嘘じゃないというものの、君の好きが大きくて、私の好きが小さかった。
それだけの単純な話なんだ。
全力で人を好きになったことがないから、私の全力の好きはここまでしか出せないから、嫌われようと嫌な行動を起こしたけど、不思議な程に嫌いにはなってくれなかった。
結局折れたのは私だった。
諦めがつかないから嫌いと言ってくれと言っていた私が、君に対して好きじゃないという羽目になるとは。ただ、言ったことがあるからこそしっかり嫌いと言ってくれなかった時の苦しい気持ちを知っているから。私は君ができなかったことをキッパリと言ったんだ。誰よりも嫌い。

2/15/2024, 1:06:53 PM

私の元に手紙が届いた。
「10年前の私、元気ですか。」と
当たり前のようにそんなわけなく、手紙にも「元気じゃないよねw」と書いてあった。
 ︎︎何なのだろう、何を言うために私に手紙なんてよこしたのだろうか。送れるようになった時代にでも居るんだろうか、でも少なくとも今の私は送れてもきっと送らないし、送るとしても何か問題がある場合か、送る先に何かが起きる場合だろう。そのような予想を立てた上で、私は注意深く手紙を読んだ。
 ︎︎読んだのに、「大丈夫ですか。」なんて文字がそこにはあった。自分が1番分かっているだろう。この言葉があまり好きでは無いことを。ふざけているのか。並びに、「未来の私は幸せです。」と。
 ︎︎私はこの手紙の意味をようやく理解した。この手紙は、未来の私は私に「死ぬな」と言っているのだ。未来で幸せに生きているから耐えろと。生きろと伝えるために送ったのだと。
 ︎︎我ながらに大層呆れた。そう、呆れた。
だって今私は
ここから飛び降りようとしていたんだから。

2/13/2024, 11:36:21 AM

お願いがあるの。
未来の私に。沢山沢山お願いがあるの。今幸せ?今の私は幸せとは言えない。きっとまだ未来の私もそうなんじゃないかって決めつけてる。他人から貰う言葉が、声が、意見が、私を変えていく。しんどいし、辛い。本当に欲しいものは待っていてはくれないんだよね。手の中にあったのに、いつの間にか無くなっていて。知らないうちに遠くに行ってしまう。そうやって唖然と泣き崩れることしか出来ない私を、未来の私はどう思う?いつか、迎えに来て欲しいの。もう大丈夫だって言って欲しいの。消えなくてもいいって思いっきり言えるくらいに。だから待ってるし待っていて。私の望みが叶う世界で、思いっきり幸せな私を見せて

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