君は沢山話を聞いてくれた。
君は色んなことを教えてくれた。
私から喋ることが多くて嫌になった。
君はワイシャツ姿がかっこいい。
君は優しくて素敵な人。
臆病なところが嫌い。
君は背が高い。
君は手が大きい。
鈍いところがずっと嫌い。
「俺の事好きじゃないでしょ。」
…え?
そう何度も言われる度に君が嫌いになった。
君は暇でも僕は違うから、構ってなんてあげられない。それでも、
そんなこと言わないで欲しかった。
別れた時気づいた。
僕はちゃんと好きだったよ。
失われた時間…。
普通に話してるだけなのに、
最初はよく周りの見える人なのだと思っていた。
話していると「そういえばそんなことをしてたね」
とか、「あれは何をしてたの?」とか。
よく私を見ていないと
分からないはずことが多かった。
それでも知らないフリをした。
だって、なんとも思ってないもの。
そんな君は優しい人。
ある日君は、私を好きだと言った。
知らないよそんなこと。そう思うようにしてるのに。
真っ直ぐに私を好きだと言う君が、
なんだか微笑ましかった。
「かわいいよ」「好きだよ」「笑った顔が好き」
つらつらと並べる君を見て、
心がくすぐったくなるようになった。
なんだか、君がいないと……。
?
べつに、好きじゃないのにな。
ずっと前からわかっているはずだ。
君の目から雫がこぼれるのも。
僕が僕を傷つける訳も。
相手を死ぬほど憎む訳も。
それでも僕はなぜ君が笑うのか、
一生分からないのだろう。
そして君も、なぜ僕が君を離さないのか、
分からないのだろう。
そして両者とも言う
「分からなくていいんだ」と。
僕らの世界は二人きり。
この不条理な世の中で。
ずっと手を繋いでいよう。
月夜に月を見ると、随分と変な気分になる。
全部意味が分からなくて、ずっとそうしていたい
なんて思わないけど、大体そういう時は高いところから見ているものだから
その時は思わなくても、ふいに
月夜に釜を抜かれてしまえばいいのに
と、かつての自分やいつかの自分に思うものだ。
まぁ、月は命までは奪ってくれないけど、
やはり、見ていて変な気分になるな。
好きの大きさが違くて別れてしまったあの時に。
久々でもないけど、死のうと思った。
暫くはまさに歩くゾンビで、そんなゾンビにも嫌なことはあるし、任されることはあるんだよね。
そこで君に会ったんだ。
しんどいとか辛いとか、それすら気づけなかったのに
君は私を泣かせてみせた。
私の知らない優しい言葉をくれた。
私は君に恋をした。
会えない日は悲しいけど、君が生きてるなら頑張れる
君が生きていて良いって言ってくれるから私は生きる
そう、君は私の大切な推しです。
私は君に、画面越しでも恋をした。
「いつまでも一緒」を怖くても信じる自分が、
盲目だと気づくのに時間はかからなかった。
大好きな君に、どんな事があっても愛してるよ。と