4/19/2023, 6:01:02 PM
もしも未来を見れるなら
「さようなら」ばかりの日々が終わって
「ありがとう」と「よろしくね」に
囲まれていますように。
4/17/2023, 1:32:15 PM
桜散る
草木の緑が一段と濃くなって
だんだんと眩しくなって
日替わりの山の色と
真新しい生活が
次から次へ、押し寄せる
暖かい師走のよう
雲が低く見えた
私はまた
夏の入り口を探している
4/14/2023, 12:23:00 PM
神様へ
失う前に教えて欲しかったのです
私は最初から
追いつくために生きる人だったということを。
個性を持て囃すこの世で
何の色味も持てずに
ただ欠けた点ばかりに指をさされて
是正に向かって直走ったというのに。
たどり着いたのは崖でした
進めば終わり、戻ったところで私の席はありません。
摘み取られるのはいつも美しい花です。
今この状況を見れば
私も美しい花ということになりますね。
そちらは今日もお忙しいでしょうから
こちらから伺います
直接、じっくりお話ししましょう。
4/12/2023, 3:29:37 AM
言葉にできない
何も言えなかった
あなたとうまくやりたかった
それだけだった
いつも通り仕事に行く時みたいに
私とあなたは
2人で出て行った
そして、反対方向に歩いて行った
お互い、何も言わなかった。
4/5/2023, 2:40:41 PM
星空の下で
墨を撒いたような視界と
ランタンのようなあなたの声
ねぇ、空に逃げようか。
月が太陽に変わるまで。
あなたの灯で
一歩先が少し明るくなったよ
私たちは立ち上がって手を繋いだ。
お守りに、とあなたが付けてくれた
耳元の小さな鈴が鳴った。
今夜、2人で探す生き先は。