「ねえおばあさん、おばあさんはなんでそんなに皺だらけなの?」
「それはね、加齢によるものだよ、赤ずきん」
「ねえおばあさん、おばあさんはなんでそんなに陰影がはっきりしてるの?」
「それはね、彫りが深い顔立ちだからだよ、赤ずきん」
「ねえおばあさん、おばあさんの似顔絵描くの大変なのだけど」
「そういう時はね、光と影の向きをしっかり捉えて描くんだよ、赤ずきん」
「どうしよう、黒い絵の具が無くなっちゃった」
「どんだけ使ったんだい!?」
(光と影)
赤ずきんちゃんのオマージュ、おばあさんの似顔絵描くのに苦労する赤ずきんちゃんなのでした。
ロバ、犬、猫、ニワトリの4匹はブレーメンを目指し旅を続けていました。
そして、遂にブレーメンまで辿り着いたまでは良かったのですが、、、
「音楽の基礎がなってない」
「リズムが速すぎる」
「大きな音で固まるんじゃない」
「フライドチキンの方が向いてるんじゃないか」
など言われ放題。
そして、ふたたび集まった4匹はまた旅に出るのでした。
(そして、)
ブレーメンの音楽隊のオマージュ、練習不足と特性のせいで上手くいきませんでした。
「嫌です!!」
「そんな!姫様!!」
「小さく可愛く強い貴方はそのままにしておきたいのです!!」
「私めは大きくなりたいのです!!」
tinylove、小さく可愛いモノが好きな姫様と、大きくなりたい一寸法師の競り合いはまだ始まったばかりなのです。
(tiny love)
一寸法師のオマージュ、某シルバ〇ア的な遊びをしたい姫様のようです。
トランプの兵の後ろをコソコソと見つからないように通り抜ける。
ここまで10人くらいのトランプの兵の近くを通ったが、タイミングがいいのか運がいいのか1枚もおもてなし。
このまま赤の女王の間まで行ければいいけど。
(おもてなし)
不思議の国のアリスのオマージュ、おもてうらのおもてなし。
夜通し消えない焔、城の周囲まで明るく照らすかがり火。
もっともっと大きく燃えて私を照らせ。
深く深く深呼吸をしてカーテンをくぐり通り広間の中央へ進む。
ガラスの靴が鳴らす凛とした靴音にその場の誰もが息を飲んだ。
(消えない焔)
シンデレラのオマージュ、自信ありすぎシンデレラ。