「やっぱりラムネはガラス瓶のやつに限るね!」
と差し出された瓶ラムネ。
受け取ったけど時間が経ってぬるくなってしまった。
少しづつ飲んでいるけど炭酸がちょっと苦手なのだ。
あと、後頭部の口から飲む姿をあまり見られたくないって理由もある。
無言の時間が刻刻と流れて行った。
(ぬるい炭酸と無口な君)
二口女のエモいお話、瓶ラムネいいなぁ。
日々の運動としてほぼ毎日歩く砂浜にボトルレターが流れ着いていた。
数年に一度はこうして手紙を発見する事がある。
自分以外に拾っている人が居るかもしれないが。
藻で汚れたボトルを海水で軽く洗い、中の手紙が無事か見る。
少し水が入ってしまっているが紙はしっかりしているようだ。
蓋を開けて手紙を取り出す。
『この手紙が届いたら、■が島ᝰꪑ﹏¸ に助ᝰꪑᝰꪑ﹏』
紙は形があるが文字は途中から滲んで読めない。辛うじて読める文字に助けての文字…だと思う。
どうするべきか、考えているうちにうっかり手紙を海面に落としてしまっていた。
波にさらわれていく手紙。
本当に助けを求める手紙だとしたらまずい。
波にさらわれた手紙はもう見えなくなっていた。
(波にさらわれた手紙)
どこからか流れ着いたボトルレター、差出人は誰だろなぁ?
8月ですね。そう、我々の時期ですよ。
寝そうなアナタの耳元を、布団から出た足先を。
居るのは分かるがどこに居るかは分からない、そんな恐怖と痒みをお届け。
早くアナタに会いたい。
「ほら、だから蚊取り線香点けようって言ったじゃん。はい痒み止め薬。あ、ちょっと待って」
パチーン!!!!!
「取れた取れた。うわ血吸った後のだから汚い!手洗ってくる」
(8月、君に会いたい)
既に蚊に刺されましたという報告と、会いたくないが勝るお話。
昨日の投稿の続き
夜通し熱い鼓動を響かせた竹取の翁、空が白くなる頃にやっと最後のビートを終え家路に着きます。
家に着いてまず言われた事は
「眩しくて寝れやしませんでしたよ」
とのお婆さんからのクレーム。
次いで
「音も煩いし、昔より腕落ちたんじゃありませんの?」
という煽り。
お爺さん、それが悔しくて翌夜も竹藪へと向かいましたが、そこにはもう光る竹もターンテーブルも無いのでした。
(眩しくて)
竹取の翁のオマージュ、お爺さんやっぱり昔ヤンチャしてたわ。
お爺さんは光る竹に引き寄せられ竹藪へと入っていきました。
そして、何色にも光る竹に囲まれ気付くとターンテーブルの前に立っておりました。
その日山からはドゥンドゥンと熱い鼓動のビートが響き、天を貫くレーザーが夜を照らすのでした。
(熱い鼓動)
竹取の翁のオマージュ、お爺さん昔ヤンチャしてた?