風が運ぶもの
窓を開けて目を閉じる。
風が顔、髪、胸の奥に吹いて来る。
どこから流れてきたの?
大陸を流れ、海を飛んで…私の居るここまでよく吹いてきてくれたね。
あれは砂漠の砂でしょうか?
この冷たい粒は子を亡くした母の涙でしょうか?
親を戦争で失った子供達の嘆きでしょうか?
ここはなにもないところだよ。
戦争も、災害も…。
平和ボケしたこの町の片隅で、ぼーと生きてる私の所に風は何を運んできたの?
同じひとつの星なのに、同じ人間なのに生まれた場所、時代が違うだけでこんなにも違いが生まれるのか。
そんなの当たり前と言うの?
この風はこの星が生まれた時からず〜と運び続けているのさ…希望を
question
教えて…
わからないことが多すぎる。
貴方は何処にいますか?
姿は見えないのに側に感じるのは何故ですか?
心で想っただけでドキドキしたり、苦しくなったりどうしてなんだろ
会えないと寂しいのに会うと苦しいのは何故?
初めて会ったときカミナリが落ちたように感じたのはなぜ?
わからないまま生きていくのね。
あなたがいなきゃ生きていけないと言ってたのに…明日も1人、生きていくんだね。
いつまで?
約束
夏になったら海、海行こう!
南の島の珊瑚の海でカメさんに会いたいな〜行こう、絶対❢
秋になったら満天の星見たいな〜
山、山行こう、絶対❢
温泉で泳ぎたい!
端っこが見えないくらい広〜い露天風呂❢行こう、絶対❢
私を1人置いていかないで、先に逝くから見守ってほしい。
絶対、約束だよ。
ひらり
見た物しか信じない人と、そうでない人とどっちが多いんだろう…
それはあなたは神様を信じますか?という事と…同じなのだろうか?
でも正月など、神社やお寺には子供から若者から多国籍の人だかりが有るけど、それらの人々は神様を信じて祈っているのだ…その時だけは。
スピリチュアルを信じている人、バカにする人色々だけれど、明らかに肌で感じたり説明のつかない不思議な事にはっきりと出会ってしまったなら、バカには出来ない。信じない人に説明出来ない事をどう説明すればいいんだろう。
私は昔から不思議な事に沢山出会って来たから、信じると言うより自分の目と耳と感覚を肌で味わって?来た感じ。説明する気は無いけど端からバカにする人に会うと少し哀しい。傲慢ささえ感じる。この世のあらゆることごとのどれだけを知っているのかと。
人類は、おそらく1%くらいしかわかっていないのではないだろうか?
今日も見えない妖精達がきっとそこらをひらりひらりと遊んでいると私は思うのです。
あの日のぬくもり
不思議ね、名前も顔も今ではほとんど忘れてしまった。時々耳の奥で私を呼ぶ声が聞こえる気がするだけ…
それなのにあの日のあなたの手の温もりだけは忘れられない。大きくてゴツゴツなのに気持ちと同じで繊細。心がそのまま表に出たように冷たい私の手を強く包み込んでくれた
誰も信じられない私だけれど、彼のぬくもりだけは信じられた。真っ直ぐな目で誠実な思いをぶつけて来た
その思いを踏みにじるあの日の私はもう死んだ。もう2度と人を愛する事は無い。ときめくこともない。
骨が折れるほどきつく抱きしめられることは2度と無い。
それは確かだけれど、今もあの日のぬくもりが遠い記憶の中さまよい、連れ戻そうとする。
あなたの愛は今も生きている。