やわらかな光がこの世界を包み込む。闇がなく、どこも光が当たっている。闇なんてどこにもない。でも、建物などの障害物や人口が多くなると影ができる。 影は光がないとできない。そんな綺麗事は信じたくない。影、闇、光、一つ一つ違うけど、何かしらの共通点はある。一つ一つの持っているもの、与えるものは違うけど、どれも大切。振り回されないようにしても、振り回される。そして、落ち着く。なんか、そんなふうに回ってる。うざったいけど、いいよね。そんなふうに思っている。やわらかな光、硬い光、いろいろな光がこの世界を色どってる。
先の車に向けて、「運転手に気づかれないようにもっと速くはしれ。」と言って低い体勢になり、獲物を捕るような鋭い眼差しを先に向けた―――
この時間は無駄だった。またやられた!!一体いつになったら、あの奴を捕まえられる。何年も何年も1人だけのために作戦を練って、実行してきた。もう、良いんじゃないか?なぜ僕はこんな事をしていたのだろう。もう、良いんだ。何故、この地に足を踏み入れたのは私しかしらない。後継者はあの子に頼むとしよう。あの頃とは違って、背も大きくなったし、実績も十分ある。そう、そうしよう。
高く高く。もっと高く。追いつかれないように、追いつくように。この高い山を登るんだ。後から大変になることはもう、知っている。頂上に着いた時に後悔なく飛び立てるように。この山に下り道なんてない。ただ、休憩所はある。沢山のことを達成して、高く高く登った山の頂上からの景色を見たい。
「子供のように」
子供だから子供らしく過ごすしかない。勉強をして、友達と遊んで、行事に全力で取り組んで、子供にしかないこの時間を子供らしく楽しく過ごしていく。
楽しいことも楽しくないことも、楽しく!
楽じゃない、簡単じゃない、無理だなんて思っても。
いっぱい失敗して、悩んで、悩んで、学んでいく。 今しかないこの時間、子供のように充実した日々を。
放課後。ずっと好きな子に告白したい。思うような結果にならなくてもいい。気持ちだけは伝える。仲良くなりたいなぁ。クラスも違うし、クラスが遠いから話きっかけがないけど。ラップでオススメの曲があるから聴いてもらいたい。知りたいし知ってもらいたい。そもそもあまり女子と話さないタイプだから嫌かな。1日1回は話せるようにしたい。何でもいい。皆にそうなんだけど話しかける時とか通り過ぎる時にめっちゃ避けてくるの傷つくよ〜、でも最近は気のせいかもしれないし、たまたまだろうけど、あまり避けなくなった気がする。皆にもそうかもだけど。放課後、君は皆んなよりも早く帰ってしまう。そんなに早く家に帰りたい?私もそうだけど。誰もいない玄関で話しかける放課後。少し身構えてるけど、話してくれたの嬉しかったよ〜!もっと話したいなぁ。放課後は特別な時間