踊るように散っていく桜の花。家族と見る桜、恋人と見る桜、親友と見る桜。誰、いつと見るかによって変わるモノがある。散った桜はどこか残酷だ。けど、桜を見るために見上げることによって、気持ちが自然と前向きになれる。私は踊るように散っていく、桜のように、華やかな人生をおくりたい。
それはいつ頃かわからないが一人一人違う鳥が現れる。その鳥は周りの人からも見えるし、ごく普通の鳥だ。しかし、自分の鳥だけはどこか、普通の鳥ではないように見える。鳥は飛びたくて仕方がない。
だけど、勇気を出せないでいる。自分と同じように。
ねぇ、鳥が現れたってことはあなたは飛べる。
そう信じてあげても良いんじゃない?
時を告げる鳥があなたのために伝えに来てくれた。
――時を告げる
貝殻、と聞いて思い浮かべるのは何だろう?海、空、砂浜などと色々あるだろう。私はいつもあの日のことを思い出してしまう。貝殻を集めていたら、いつの間にか知らない所まで来てしまっていた。目の前には、プリンセスが住んでいるような、滝が流れているお城があった。そこに行くのなら、友達との記憶がなくなります。行かないのなら、家族との記憶がなくなります。あなたならどちらを選びますか?私は悩みに悩んで、選択肢に手を伸ばした―――
その後の話はまた、どこかでお話するとしよう。
今思えば、煌めく星のような人だった。はじめて話す割には、コミュ障の私でもよく話せた。一番と思えるほど仲良くなった。向けてくれる笑顔も好き。でも、最近は私と貴方の距離が遠くなっている気がする。察してた。あんまり話したくないんだなって。貴方は私とは違う。こんな私じゃ釣り合わない。他の子といたほうが笑っている。楽しそう。それでも、それに気づかないふりをしてまた、貴方に話しかける。
些細なことでも嬉しくなるし、悲しくなるし、考えすぎてしまう。1日の中で嫌なことがあっても相手が話しかけてきたくれた、話ができたというだけで、さっきのが嘘みたいに明るくなれる。でも、また嫌なことがあると、自分はダメだなって思ってしまったり、何でいつもこうなんだろうと思ってしまう。
実際にそんなことはないはずなのに、「友達が自分を面倒くさい、話したくない、嫌いと思ってる」と思ってるとどんどんネガティブになってしまう。そんな中、皆が変わらず接してくれた、話してくれるだけで、安心する。依存してしまう。友達がいないと何もできない。何の役にもたたない。話しかけやすい雰囲気を出すことも、話しかけるのも苦手だ。せっかく話しかけてくれたのに、思っていることが上手く言えない。皆優しくて、いい人達で、無視をするような人ではなくて、何より安心できる人達なのに。話しかけたら、目を見て話してくれる、返事をくれるのに。
いつかこんなちっぽけな悩みがなくなりますように。自分で解決ができますように。自分を持てますように。自分や皆が変わっても、今までのように過ごしていけますように。
初めの日、「おはよう」と言ってくれたのに、返さなくてごめん。自分に言われたと思わなかった。そもそも自分に言ったわけじゃないかもだけど。