No Name

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8/17/2024, 11:53:27 AM

「私かい?いつまでも捨てられないものか」
「…んーない、かな。」


「あるだろう?君にだって、一つや二つ。あるはずだ。あったはずだ。なのに!なのに!何で、───」

「私にはあった。忘れたくない。忘れるわけがない。でも、もう」

8/16/2024, 10:58:27 AM

私は 「優しい人」 なんかじゃない

「優しいね」「ありがとう」と言われていた。あの時はよく分からなかったけど嬉しさを感じることがあった。何も気にせず感謝されることをするのが好きだった。でも、中学生に上がって1年ぐらい過ぎた頃、皆に『必要とされる人』『優しい人』と思われたいがためにするようになっていった。それから、「ありがとう」と言われないとやりがいを感じられなくなっていき、無意識に周りにも同じことを求めていくようになってしまった。人それぞれ違うことがあることはいいことのはずなのに周りと違う人にイライラしてしまっていた。


それに気がついた時にはもう遅くて、後悔ばかりが頭に残った。「優しい人」はこんなことは思わなくて、思ってしまっても皆のために尽くすことが出来る。もしそれが自分にとって利益がなくても。私はそんな人にはなれなかった。

そんなことはわかっているけど、今からでも遅くない。いつからでも人は変わることができる。最初は上手くいかなくても大丈夫。できる。そう思うことが大切だとこのできごとは教えてくれた。



8/16/2024, 7:10:29 AM

夜の海はその日が映し出される。例えば暗い夜に冷たい雨が降っている時はその日嫌なことがあった日。海に月の光が映し出されている時は救いの人が現れた日。海が荒れている時は心のどこかが辛いと思っている日。となど、様々な情景がその日を映し出している。様々な情景は一人一人違って見えている。だが、情景そのものが違って見えるという訳ではなく、その情景を見てどう思うかが人それぞれ違ってくるという意味である。静かな海が心地良いと思う人がいれば、恐怖を覚える人もいると思う。また、「海」という単語を聞いて、思い浮かべることは人それぞれ違う。だから自分は、夜の海はその日が映し出されると思った。