私の心の中には、「キミ」が居る。
その「キミ」は、君自身と私が離れている時に、私の中へ顔を出す。
君は何してるだろうか、そう考えると、
私の中の「キミ」が動き出す。
キミと君は同じだけど、でもちょっと違う。
君は、実在する1人の人間で、
「キミ」は、私が想像している君なんだ。
「キミ」がいる時に安心する時もあるし、
「キミ」がいるから不安になったり、イライラしてしまうこともある。
「私は、どちらの貴方も好きだ。」
君に伝えるには、唐突だろう。
だから、心の中でそっと「キミ」に伝える。
そのことを「まだ知らない君」は、一体何を思うだろう。
「まだ知らない君」
我慢しないで、とは言わない。
我慢も必要な時があるから。
我慢しすぎないで、と言いたい。
鏡に映った、ただひとりの君へ。
鏡の前の私から。
「ただひとりの君へ」
手相とは、宇宙のようなものだ。
ただの線なのに、長さや太さで意味をなす。
そう、「手のひらの宇宙である。」
私はそれをじっと見る。
いいことは大抵無いのだが。
「手のひらの宇宙」
今日、風がいたずらをしたから、こんな1日になったのかも。そう思う。
全ては風の気まぐれであり、風のいたずら。
そう考えると、ちょっとくらいの失敗は許せてしまいそうだ。
たまにはこんな日もいいかもしれない。
それに、今日どん底に落ちた状態だったってことは、
明日はもっといい日になりそうだ。
明日は明日の風が吹く。あとは上を目指すだけ。
「風のいたずら」
「透明な涙」。
この言葉を聞いた時、
ほとんどの人が「人間の涙」を思い浮かべると思う。
だって、犬や猫は、人間と比べるとほとんど涙を流さないのだから。
私は、犬が流す涙や猫が流す涙を知らない。
だから分からないけれど、
もしかしたら、犬や猫たちは
人間に見えない涙を流すのかもしれない。
それはきっと、「透明な涙」なんだ。
「透明な涙」