「ここではない、どこか」
懐かしいこの場所は
君との思い出の場所
二人仲良く写真を撮り
二人で笑いあって
二人で抱き合って
二人でキスをした
この場所には思い出は残せた
次の場所を目指そう
準備はいいかい
さあ行くよ出発だ
目的地はいつも通りさ
ここではない、どこかだよ
なんでも願いが叶うなら
私は何を願うだろう
億万長者になりたいか
不老不死になりたいか
小学生の頃なら考えていた願い事
今は微塵も興味無い
歳を重ねて薄れた心で考える
今の今まで色々なものを手に入れた
お金も稼ぎ家族もできた
笑わせてもらったり
泣かされたり
怒られたこともあった
時には助けてもらい
時には恵んでもらった
満たされた私の人生は
みんなの力を借りていた
返しきれない恩がある
もし神様がいるのなら
願いを一つ叶えてくれると言うのなら
わたしを思ってくれた皆が
少しでも健康で裕福な生活が送れますよう
私と一緒に見張っていてください
それが一番の願いです
「快晴」
僕の空はいつも暗く澱んでた
どんなに晴れた空でも
どんなに明るい音楽も
僕の心が晴れることはなかった
雨が降る時もあった
傘は持っていなくて
雨宿りする場所もなかった
そんな冷たい日々に
太陽は突然顔を出した
僕は言葉を失った
目の前に例えようのない
美しい君がいた
君は傘を差し出し
雨宿りもさせてくれた
君が僕に笑いかける度に
僕の心の雨は止んでいった
君が僕に話しかける度に
僕の心の雲が流された
君が僕の手を握る度に
僕に笑顔が戻ってきた
君のおかげで僕の心は
すっかい快晴だ
今度は僕が君の心を晴れにする
雲ひとつ残さない快晴に
「遠くの空へ」
僕は今そこにいる
とても高い崖の上
落ちてきそうな空の下
君が来る期待の中
僕は今そこにいる
海はどこまであるのだろう
空との境から
何かが顔を出しそうだ
君は今どこにいる
大好きだったあの景色
きっとそこにいるんでしょ
海の見えるあの場所に
君は今どこにいる
あの場所に立って言ったよね
空海の境の先に行ってみたい
その先の景色が見たいって
見つけてくれてありがとう
この景色が好きなんだ
やっぱりここにいたんだね
この景色が好きだよね
君と見るともっと美しい
そんな貴方が私は好き
「言葉にできない」
この気持ちはなんだろう
君を想うと胸が締め付けられる
少し痛くて少し苦しくて
凄く暖かくて凄く癒される
言葉にするには複雑すぎるな
少し違くて凄く近い言葉は
【好き】
多分これが一番近い言葉
【恋しい】
これはその次に近い言葉
【愛してる】
これはもう少し先の言葉
沢山あって選べない
君への思いは
言葉にできない