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6/23/2024, 6:44:50 AM

携帯電話がぶっ壊れて非日常がやってきた。
LINEとかやってないし友達いないけど、それなりに困った。
いつの間にかこいつに日常を乗っ取られてた。
失くして分かる有り難さレベルにまで成り上がりやがって。
ま、仕方ない。こいつがいると便利だもん。

(日常)

6/22/2024, 8:09:26 AM

「城ヶ島の雨」という歌がある。
学校で習ったかどうか定かではないが、有名な歌だと思う。
歌の中で「利休鼠の雨が降る」というのがあるのだが
よく大量に何かが落ちてくることを○○が雨のように降ると
例えるように、この場合も大量発生したリキューネズミとやらが
雨のようにどこかから落ちてくるのではないか?と思い
こっそり利休鼠という種類の鼠がいるのかと調べてしまった。
…利休鼠って色名で、そのまんま雨の色だったのねん。

ま、好きかと言われると微妙だが
見てるとなんか落ち着く
いい色だなとは思う。

(好きな色)

6/21/2024, 2:38:49 AM

私の姉は運がものをいうゲームが恐ろしく強い。
ことモノを賭けたりしようものなら絶対負けない。
子供の頃、お客人からの頂き物のまっずいチョコを
ポーカーで負けた方が一つ食べるという賭けに
安易に乗ってしまったことがあった。
とはいえワンチャンスポーカーである。
こんなもんカード運以外の何物でもないと思うし
普段の勝率は大差あるわけでもない。
…まさかの10連敗であった。1個も勝てない。
苦くてまずいチョコを立て続けに食わされ
とうとう続行を断念したという、まさに苦い思い出がある。
 
これはほんの一例に過ぎず、何度か姉にこの手のことを
持ちかけられる度にコテンパンだった私は
早いうちから自分にはたいした運はないと理解した。
運任せのゲームは勝てる気がしない。
ま、おかげで大人になって
賭け事で身を持ち崩すようなことになってないのは
姉がいてくれたからなのだろうか。

(あなたがいたから)

6/20/2024, 7:42:05 AM

小学校の2年生の時の話。
既に朝ギリギリ登校を習慣化していた私は
その日もチャイムと同時に教室に飛び込んだ。
もうほとんどが大人しく着席していたが
ただいつもはクソ騒がしいのに、その日は妙に静かだった。
とりあえず自分の席について前を向いて気がついた。
黒板に上方向の大きな矢印が描いてあり
その下の片側に私の名前が書いてあった。
もう片方は何か書いてあったが消したあとがある。
多分隣に名前を書かれた子が自分の名前だけ消したんだろう。
笑い声はなかった。
私が来る前にクラスでひと悶着でもあったんだろうか。
ほどなく教室に入ってきた先生は
何の反応もせず無言でそれらを消して朝礼を始めた。

相合傘のテーマを目にして、すっかり忘れてた
あの黒板が、ふとよみがえった。
そうか。いまだに独り身なのは、片側空欄で消された
あの時の相合傘の呪いのせいに違いない。

(相合傘)

6/19/2024, 7:46:48 AM

食器洗い用のスポンジ置き皿を
シンクの内側に吸盤で固定してある。
吸盤も永遠の命ではない。
ある日突然シンクにスポンジもろとも落ちている。
その場にいるときは落ちる音が結構大きく聞こえる。カコーン。
それでも何回かは付け直すとしばらくはもってくれるが
次第に落ちていることが多くなる。
吸盤をつける側面を掃除してピカピカにしてみたり
吸盤の水分をよく拭き取ってなんとか努力してみるが
最後には付けた矢先に落ちてしまう。
ここまでか…
スポンジ受け皿の吸盤をそっとはずして
100均で買ってきた吸盤に付け替える。
固くなった吸盤を、もう何度見送った事だろう。
ありがとう吸盤。お疲れ様吸盤。

(吸盤の最後)
ちがう、ちがう、落下だった。
最近書いてるうちにテーマを忘れることがある。

(落下)

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