さらさら
1、テスト
さら…さら……さらさら…しゃっ…しゃ
と聞こえる静かな教室にテスト用紙に書く鉛筆の音。
わからなくても考え続ける。さらさらとかかれる文字とは打って違ってぐるぐるぐるぐる考える。
さらさらわからなくてもかく。
書かなければ、いや書いたほうがいいから。
2、髪
君のさらさらの髪。
君の一つの個性の髪。
君が大好きな自分の髪。
3、砂
さらさらと手から落ちる砂、全部全部落ちていく。
まるで複雑な人間関係みたい。
落ちていく砂が少しだけ仲が良くても、疎遠になる人。
残っている砂がたまに合う仲が良い人。
そして、石が、ずっとずっと、友達、そして親友な人。
名前を付けるの考えた。
「もち」?「みるく」?
鳥に付ける名前ってなんだろう。
あんまり聞いたことないからわかんない。
けど君には名前をつけたい。
だって名前がないのは、かわいそうだから。いやだから。
絶対に君の名前を考える。
かわいいかわいい君の名前を
グレーの文鳥。君に。
そうだ!君にはグレーから取って「ぐれ」と名付けた。
今は「ぐれ」とか「くっちゃん」って呼ぶと反応する。
君の名前を呼んだ日───────
小学生?いや保育園かもしれない。そんな時俺の家には一匹ハムスターがいたんだ。俺は毎回枝豆が出るたびに皮らしきのをはがして小さな枝豆の中にある何か?を取ってハムスター。ぽんちゃんにあげてたんだ。
ぽんちゃんのお部屋を掃除する時にぽんちゃんを回るやつに入れて見てた。とっても可愛かった。一緒にぽんちゃんと隣にいた。ふさふさな毛にちょこんと小さなぽんちゃんが可愛くて可愛くて仕方がなかった。けど。ある日。いつだったかな?忘れてしまった。けどぽんちゃんは冷たくなっていた。
その時俺は知能が発達してなかったからあまり死という概念がわからなかった。
けど、いまだに、いや、絶対、これからも俺はぽんちゃんを忘れない。ぽんちゃんを忘れない限り、俺の中でぽんちゃんは生きてるから。
きっと、今飼っていたら確実に心情は変わっていただろう。
そう思うぐらい昔なんだから。
俺は忘れられない。
いや、忘れたくない。
ただそれだけ。
俺の中でぽんちゃんは生き続けている。
わがままを言う。従わなくてもいいさ。だけど。君らも。できれば。見たことなくても。ぽんちゃんを、どこかで覚えてほしい。
わがままな俺でごめんな。
けど、ぽんちゃんだけは。忘れられない。
今飼っている文鳥も。別れを告げた時。
俺はどのような心情になるだろうか。
それは誰にもわからない。
けど、文鳥、お前は。
俺が精一杯可愛がるから。
世話するから
長生きさせてやるから。
頑張れよ?
どうしても。──────────
暗闇に一つの光。
暗くても。君がいれば安心だ。
君は太陽のような存在だ。
真っ暗で暗い俺の心に一人の存在。
それはどれだけ太陽だっただろうか。
けど君は光り輝いいた。だから。
俺からのお願いです。
暗い顔をせずに
笑って?
─────光り輝け、暗闇で
手紙を開くと
プレゼントとおめでとうのメッセージ。
嬉しいです。ありがとう。
他にはどんな手紙かな?
悲しみの手紙?
楽しみ?
それともただのお知らせかな?
なんだろう。
それでも俺はここに「居る」という感じがしてて嬉しいな
今日は俺の誕生日🎂🎉です!