「ねね!好きな人いる?!」
「んー、いる笑」
「マジ!誰?!」
なんていうJKの恋バナを耳にした事はあるだろうか。
私はある。
教室、
外食した時、
駅、
道端……
と、まぁ色々だ。
私は毎回不思議に思う。
そんなに友達の好きな人が気になるのか、と。
逆に自分がその会話の一員だった場合だ。
聞かれたら本当の事を教えるのか。
友達でも?
少々ハードルが高い。
て言うかそもそも好きな人できた事ないし!!!!!
ああやって恋バナをしている人達一人一人に恋物語があると考えると……心底羨ましい。
好きな人、大切に思える人、会いたいと思える人がいるのは素晴らしい。
もうしばらく私の恋物語は妄想の世界で留まりそうだ。
sweet memories
そんなものはとっくに記憶から消したさ。
「なぁ、明日遊ぼうぜ」
「無理だよ。仕事だから」
夜中に電話してきたかと思えば…また急な誘い。
「日曜なのに?」
「休日出勤なんだよ。てか夜中にかけてくんな」
「でも毎回律儀に出てくれんじゃーん笑」
図星だった。
俺はこの男が好きだ。
と言っても恋愛感情…とは少し違うものだが。
幼少期からいつも、気づいた時には孤立し隅にいた。
両親は幼いうちに他界し施設育ち。
愛情とは何なのか、わからなかった。
高校に入ってすぐこの男と出会った。
隣の席だった。
何かと突っかかってきて、最初は鬱陶しかったが…。
嬉しかった。
話しかけてくれる事がただただ嬉しかった。
ある時クラスメイトの女子達の話声が聞こえてきた。
「『愛があればなんでもできる』って昨日見てたドラマのセリフであったんだけどどう思う?!」
「無理無理〜笑」
「流石になんでも、って訳にはね笑」
「だよねー!笑笑」
愛があればなんでもできる、か。
俺は出来る。
この気持ちが愛なのか、なんなのか…わからない。
が、多分俺はこの男の望みならなんでもできる。
「じゃあ仕事終わり呑み行こうぜ」
「いいよ」
やはり俺はこの男の望みは断れない。
僕の人生は後悔で出来ている。
今日だって…
寝坊
遅刻
忘れ物
失言
母との喧嘩
思い出すほど後悔は尽きない。
でも、その後悔達があるからこそ風呂上がりのアイスが美味いんだ。
「うま〜」
「冬なのによく食べるよね」
姉がまた何かぐちぐち言っている。
「これが生きがいなんだよ」
「まぁ、安上がりなことで」
「うっさいなぁ…」
安上がりでもなんでもいいさ。
幸せだから。
僕の人生は後悔と、小さな幸せで出来ている。
たんぽぽです。
はぁ?と思ったそこのあなた。
正解です。
今私は太平洋の上をふらふら〜っと飛んでいます。
あ、あそこ。
あそこです、クジラが見えましたね。
クジラ肉って美味しいんでしょうか?
たんぽぽなので空気と水以外食べた事ないので少々気になってしまって笑
なんですか?私が誰かって?
だからたんぽぽ…あぁどこから来たかって?
それはですね?????
日本列島の
大阪の
なんかすごく人通りの多い道の
コンクリートの
ブロック塀の
一番下の段の
端っこの方
日陰の
誰の目にもつかないあの電柱の
真裏の…………って長くなりましたね笑
そうです。
私の故郷は日本。
気づいた時には黄色の花は綿毛になりました。
誰にも気づかれない、気づかれずに枯れるんだろう。
そう思っていたある日
小さな男の子が私の事を見つけてくれました。
「おかーさーん!!!!!たんぽぽー!!!!!!!」
ブチッ
無慈悲にも躊躇なく私は地面から切り離されました。
「ふーってしていい?」
「良いわよ?笑」
ふぅーーーー。
そんなこんなで私は風に身をまかせ、どこか知らない所へと向かっているのです。
次はどんな出会いがあるでしょうか