MOCHI

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5/1/2024, 3:48:19 PM

受験生の私。私には今色んな道を選ぶ権利がある。でも選ぶにはそれなりの努力と、それなりの勇気と、それなりの自信が必要なんだって気づいた。
そして1から考えてみた。
自信も勇気も結局は努力がなきゃだめなんだって。
努力という頑張った積み重ねがあるから自信も勇気もつく。
自分が頑張ったっていう証があるから、自分を信じられるようになって「自信」が出来て、
自分はもう戦える!って確かな証拠があるから「勇気」が付く。
だからさ結局は努力から逃げてたら、ただの負け犬なんだよ。自分も信じれず何もかも疑って、勇気とは真反対の弱気になって、そんな人生もいいのかもしれない。でも私はもっと楽に生きたい。胸を張って5年後に再会する先生に私の生活の一部を自慢できるような、そんな人生を送りたい。
だから私は1歩を踏み出す。
これからのカラフルな将来を実現するために。

1/30/2024, 12:47:33 PM

そっと小包を開く。その中には文字がびっしり書いてある、たくさんの紙が入っていた。
今私が開けているこの箱は生前の母が毎日書いたという、日記が詰まっている。でも何故、ノートではなく紙にしたのか私にはいまいち分からない。
私は何をこんなに毎日びっしり書いていたのか気になって1枚手に取ってみた。
日付は3月17日。私がちょうど高校を卒業した時だ。
内容は、
今日は、娘の愛華が高校を卒業した。そして、もう数日経ったらこの家から出ていく。今までの激動の日々は、長いようで短くて、あっさりしすぎて私がもう少しやっていたいくらいだ。今までの思い出を振り返ってみると、愛華が初めて好きな人が出来たと、私に相談してきて実際に告白してみたけど、でも振られて。失恋して泣いて。そんな女の子らしい人生の体験をした日や、もっと遡ると赤ちゃんの時に初めて私に笑いかけた時など、思い出せばいっぱいある。でも愛華に本音を吐かれた時はびっくりもしたし、怒ったし、でも悲しくて。私が悪かったと分かっている。思春期なのに、ズカズカ心の中に乱暴に入って。こんな風に娘の為を思って失敗する事もたくさんあった。それでも、愛華をここまで育てくれさせた事に感謝している。

最後に愛華へ。この手紙を見るかどうかは分からないけど、ここまで元気に育ってくれてありがとうね。あまり気の利かない母親だったかもしれないけど、それでも私をお母さんと最後まで呼んでくれてありがとう。
人生はまだこれから。だからもっと頑張って!私も暖かく見守ってるから、何があっても自信もって生きて!

と、書かれていた。実際に母はこの手紙を書いた1週間後、3月24日に死んだ。母は癌だった。それも末期の。母はそれまでずっーと隠してきて、耐えてきて、しかし、私の卒業式が終わった次の日に病状は悪化した。
今、この手紙を見ているのはそれから2年経って、ちょうど成人式を終えた後に父が渡してくれて、丁度見つけたので見ていたが、涙が止まらなかった。
私は今まで母の事をウザイ人と認識していた。でも実際は全部私のためにやっていてくれたこと。当たり前のように気付けるはずの事が私には気づけなかった。
私は最後にあなたに届けたい。
「我儘な娘でごめんね。でも私にとっては自慢の母親だったよ。確かにウザイけど、ウザければウザイほどそれは私を愛してくれてたんだって。今気づいたよ。私も自信もって生きるから、見守ってて」
と、ただこれだけでもあなたに今すぐ届けたい。

1/28/2024, 10:23:03 AM

今日で遂に僕は18歳になった。18歳になった、ということは大人になったということでもある。なぜなら、この世界では18歳から自分で職をみつけ、働き始めなければならない。
そして僕はたくさんの職業がある中で冒険者という職業にした。なぜなら、小さい頃からの夢だからだ。冒険者は言葉では言い表せれない程の希望やワクワクがたくさん詰まってる。でも反対に死ぬ可能性だってある。でもそれを踏まえてでも僕はこの世界を冒険したい。
冒険者になりたい事を両親に言ったのは、ちょうど1ヶ月程位前だ。意外にも両親はあっさり了承してくれて、手続き等はもうしてある。だから、後は街にあるギルドに行って、自由に世界を渡り歩くだけ。
そしていよいよ出発の時間になった。玄関の扉のドアノブに手をかける前に、僕は両親に最後のお別れを告げた。
でもいつかは戻ってくるさ!って自信満々に言った。
いよいよ僕は希望を胸に街へ向かった。



息子が旅先で死んだらしい。いつかは戻ってくると自信満々に言っていた3年前が懐かしい。私達は、希望とは真反対の絶望を胸に街へ向かった。

1/27/2024, 12:25:51 PM

今日も6時に起き、いつも通り顔を洗い、制服に着替え、自己満で髪をセットし下に降り、朝ごはんを食べ学校へ行き、授業を受け、放課後は部活したり、友達と遊んだり、そして家へ帰る。そう、なんの変哲もない、変わり映えもない毎日を今日も送っていた。でもふと思い返してみれば毎日1個ずつ何かが違うのかもしれない。今日でいうと、バスに乗り遅れそうになったけど運転手さんが待ってくれたり、昨日なんてお財布忘れてきちゃったけど友達が奢ってくれたり。なんていうか、人生って嫌なことの方が印象に残ってるけど、今までずっと耐えてこれたのってささやかな優しさの積み重ねがあったからじゃないかな。なんて、しおらしいことを今日も考えてみる。