メロンパン

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12/1/2024, 3:42:46 PM

〇〇駅までの切符をショルダーバッグに押し込んで、

田舎行き特有の一両列車に乗り込む。

日曜の昼過ぎにもかかわらず、

案外人が多くて混んでいる。

食後だったからなのかわずかな眠気を感じた僕は、

相席できそうな人のいる席を探す。

ある席では、対席の方へ足を放り出して寝ている人、

またある席では、スイミングスクール帰り?と

思われる母と息子の二人親子。

僕は迷わず後者を選ぶ。

その親子の目の前に座った瞬間、

二人はそれまで楽しそうに話していたのを止めた。

母は読書。息子はケータイ。そして僕は…

11/30/2024, 3:06:11 AM

ある午後の帰り道、

右隣にいる君のマフラーを巻いて角を曲がると、

風が吹いて、隣の君の前髪が割れた。

隣の君はとっさに下を向く。

思ったとおり君は寒いと言った。

僕は平気なフリをした。でも、

やっぱり寒い。

君の隣でマフラーに顔をうずめてみた僕は、

とても冬らしい格好だっただろう。










11/28/2024, 12:02:03 PM

ある日こう言われた。

「S君と喋るとなんだかブルーになるんだよね。」

それでもいい。

僕は「心配性」だ。

とにかく話を終わらせないでほしい。

11/27/2024, 2:10:11 PM

ラブソングを歌う時いつも目をつぶるのは、


誰への愛情?

11/22/2024, 7:48:11 AM

どうすればいいのかわからない。

そう思っていると、なんだか喉が渇いてきた。

水筒の水を飲んでから、3階へ上る。

2階の自習室とはけっこう違う雰囲気だ。

ぐるっと廊下を半周してから、

とりあえず2階へ下りる。

相変わらずあの子は真面目に勉強している。

そんな様子になんだか拗ねてしまい、

もう一度3階へ上がる。

そして、さっき残していた半周分の廊下を歩く。

すると、横になった鏡がある。

その鏡の前に座り込むと、そこには僕がいた。





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