6/7/2025, 1:52:40 PM
開始の合図、皆一斉にペンを走らせる。
始まったばかりにも関わらず、黒板の上にある時計を
ちらりと見た。数秒ソイツを睨んだ後、
隣のショートヘアの子をチラリとみる。
邪魔するものは何も無く、滑らかにペンは走り続けた
6/6/2025, 12:29:02 PM
さあ行こうか、5秒数えてのっそり起き上がった。
下に目をやると、シーツに歪な表情が浮かんでいた。
私はそれをそのままにして部屋を後にした。
6/5/2025, 1:42:38 PM
金曜日の帰り道、なんとなく一列になって
僕らは帰路を歩く。
今日は雨、靴に汗と雨が混じってすっかり中は
ジメジメしている。
足を前に放り出すとつま先から飛び出す雨粒を
前方を歩く班長にバレないようにぶつけながら、
隣の友人とクスクス笑い合った。
6/4/2025, 10:43:04 AM
顔洗ってこい!という怒号が耳元で炸裂し、
はい!とこちらも大きな返事で飛び起きる。
バシャバシャと顔を洗っている最中にふと思う、
これは愛なのか?
6/3/2025, 10:37:51 AM
じゃあ、聴き終わったら返してね。
私は友人からCDを借りた。
聞いたこともないアーティストのベストアルバム、
ニワカに聴かせるにはもってこいの代物だろう。
ベッドに仰向けになり、
常夜灯にケースを透かしてみる。
よっぽど聞き込んだのだろう、ところどころに
キズかヒビか判別のつかない線がうっすらとあった。
眠りについたのはいつ頃だっただろうか、
朝日がカーテンの隙間から顔を覗かせていた。
のそのそと起き上がり、両足を床につける。
立ち上がろうとして両足を踏ん張ると同時に
ペキッという音が聞こえた。
気づいた時にはもう手遅れであった。
思わず閉じた瞼を開けることが出来なかった。