長女A

Open App
3/31/2026, 6:41:45 PM

神様を信じていた。
だって、毎週来るおばさんがこういうんだ。
「神を信じれば幸せになる」
へー信じるだけでいいなら楽じゃないか、と。

だけど遠回しに掴もうとしたからか
幸せは、どんどん先に行ってしまった。

別に神様のせいじゃない。
きっと、目の前の幸福に
満足せずにいる私が悪いのだろう。


ー幸せにー

3/22/2026, 8:00:10 PM

「貴方を守りたい」

そう、自分の為に。

「好きだよ」

まぁ、君が好きでいてくれるなら。

「安定したい」

どうせ変わらないし。

「頑張るね」

離れていかないで。

「おやすみ」

愛してる


あっけらかんとしてみせて
いつも、潰してしまわないように

愛すらも、私にとってはワレモノだから。


ーバカみたいー

1/21/2026, 3:38:31 PM

誰にも見せまいと
たくさん我慢してきたけど
今回ばかりはうまくいかなかった
「涙まで綺麗」なんて言うから
フロントガラスの外で並ぶ街灯が
余計に煌めいて見えたの

大丈夫だよ、と抱きしめてくれたその腕が
私を見つめる愛おしそうな目が
まるで初恋の時みたいな
そんなぎこちなさで
あの時は君も、さみしかったんだよね

きっといつまでも忘れない
君と私だけの、特別な夜

ー特別な夜ー

1/20/2026, 3:17:06 PM

緩やかな静けさの中
必死に底めがけて潜っていく私の手に
そっと、何かが触れた
もう少しで掴めるのに
息が、保たない

ごめんね、ごめんなさい

暗くて黒いそこに、不自然な白を見た
最後まで私に優しく触れた、君の指先だった

いきなり光が見える
徐々に聞こえてくる換気扇の音
天井からの水滴が、紅色の頬に冷たく落ちて
私は深く、ため息をついた

頭がガンガンする。
この感覚に、まだ生きていると実感させられるのだ
そうして毎回、絶望する。

のぼせて眩む視界の中、浴槽から立ち上がり
床に転がった瓶を拾って洗面台に置いた
まったく、空瓶ばかり増えて処分に困る

しかたないからこれに花でも飾ろうか
そしたら君はとんでもなく怒るだろうな

まだ寝ぼけた脳みそで
そんなくだらないことを考える

ー海の底ー

1/15/2026, 5:35:34 PM

繰り返し。
必然の中にしか、偶然は生まれない。

ーこの世界はー

Next