この本の結末も、この人生の結末も、
全部最初から決まってたんだよ。
わたしはそんな決まった人生の結末を
裏切るような人生を生きてみせる。
引かれたレールを進むのも大事だが、
時にはちょっとぐらいやんちゃしたっていいじゃないか。
自分らしさを残した人生を歩もうじゃないか。
「最初から決まってた」
わたしは月なんだな。
誰かを光らせるのはできるのに、1人では輝けない。
全てにおいて出来損ないだなって感じ。
だからこそ、太陽のような貴方に惹かれてしまった。
わたしには勿体ないぐらいの人材で、
常日頃から '' 隣を歩くべき人はわたしじゃないよなー、''
って考えてしまう。
人はどうも自分と似た人を選ぶ傾向があるようだが、
わたしはそれに逆らっている。自分と逆の人に惹かれた。
でも、何処か通ずるものがある気がしている。
「太陽」
つまらない日々でも、つまらないことでも、
やってみることに意味があるんじゃないかな。
これを乗り越えれた者にしか湧かない感情や経験がある。
たとえ、感情や経験を理解されなくたって、
乗り越えたという事実を自分が知っている。
だから、自分は1番の理解者であれば良い。
人生、''生きてるだけで丸儲け'' と言われるし、
どんな人生でも生きてるだけで本当に素晴らしい。
つまらない物事を乗り越え、
毎日少しでも前に進むことができたのなら、
それはもう自分自身に ''大きなはなまる'' をあげるべきだ。
「つまらないことでも」
誰かと居る時の自分は何か違う。
いい意味で違うんじゃなくて、悪い意味で。
猫被ってるというか、キャラを作ってる感じ。
そのキャラ、あんまり好きじゃないし、
自分にはあっていないような気がしてる。
自然体で居たいのに、相手に合わせなきゃって思ってしまう。
だから、1人になった瞬間に疲れて、何をするにも気力が無い。
1人で居ればそう思うことも無いし、
ちゃんと自分自身と向き合って生きていけると思うの。
「だから、一人でいたい。」
その澄んだ目が手に入れば、きっと世界が変わる。
でも一度穢れてしまえば、純粋なものでは無くなる。
つまり手に入ったとしても、
わたしはもう既に穢れているものだから純粋ではない。
わたしは純粋な頃に戻りたい訳じゃない、
貴方と出逢った時のあの''幸せ''を取り戻したかっただけ。
あの瞬間、世界中の誰よりも幸せを抱き抱えていただろうな。
そのシーンに戻ることができたなら、
きっとわたしの疑問も晴れるだろう。
どれだけ進んでも元に戻ることは無いと分かっていても、
体は元に戻ろうとしてしまう。
もう、いいよ。..泣
「澄んだ目」