私は数学の先生の事が大好き、だけど先生のことは何も知らないそんな中、私はある日、夢を見た。
その夢は私と同じ高校で、私の制服のポケットから学生証が出てきた。その学生証には好きな数学の先生の名前が書いてあり、誕生日や顔写真なども書いてあった。
私はその夢を見た時、先生の誕生日や高校生の時の顔など鮮明に覚えていたが、所詮夢だからこの情報も本当ではないだろうと思っていた。
しかし、とある美術の授業中、美術の先生が話しかけてきた。
その内容は数学の先生についてだった。
どんな話かというと、実は数学の先生も40年前、私と同じ高校に通っていたという話だった。
この話を聞いた時、この夢の内容を思い出した。
この夢も先生は同じ高校だったということを。
それだけではなく、今日は先生のクラスTシャツのニックネームと背番号を見た。
すると、背番号には夢でみた誕生日の日付と同じ番号が書いてあった。
私は確信した。
この夢はただの夢ではない、なにかの記憶か過去なのだろうと。
もし記憶だとすれば、前世先生と何かしらの関係があったんだろうなとも思いながら。
だが、このような体験はしたことがないので、少し自分が怖くなった。
もしも君が運命の人なら、私は君と結ばれたい。
まだ、君とはあまり話した事もないし、まだ何も知らない。
この環境が自由にさせてくれない事も分かっている。
私の気持ちは、君に直接言えない。
君のそばに寄り添う事もできない。
それでも私は心のなかで、ずっと君の事を愛してる。
いつか、この気持ちが君に伝わりますように。
静寂な宇宙に響く
真理の調べ、それは数。
点と線が織りなす無限のキャンバス、
そこに描かれる、幾何学の夢。
素数の神秘、フィボナッチの螺旋、
黄金比に潜む、自然の息吹。
論理の鎖が紡ぐ定理は、
疑いのない、揺るぎない光。
方程式が解き放つ、未知の扉、
微積分の流れに、時間の鼓動。
抽象の翼広げ、高みを目指せば、
そこには普遍の、秩序が息づく。
数式の中に宿る、見えない力、
対称の美しさに、心奪われ。
理性と感性が交わる場所、
ああ、数学よ、汝こそ美。
この世界の真実は誰も知らない。
本当に現実なのかも分からない。
現実と言える根拠はなにもない。
なのに、私達は現実とはこういうものだと勝手に決めつけて、それを真実だと思ってしまう。
とても不思議だよね。
改めて考えてみた。なんで現実だと思うのか。
私が思う根拠。
痛みが感じるから。
空を飛ぶことができないから。
いずれにしても死んでしまうから。
嬉しいことや、
楽しいことよりも、辛いことのほうがとても多いから。
涙を流す時間が何よりも長いから。
考え直してみると、何故、これが根拠と思えるのかとても不思議に思う。
仮想現実はいいことばかり?
現実は辛いことだけ?
きっと、私達は無意識にこう考えてしまっている。
なにも仮定も前提もないこの世界を
あなたはどう思いますか?
自分には才能など何も無い。
そう思い込んでいるだけかもしれない。
いつの日か、朝目を覚めるとなんのきっかけもなく才能が開花するかもしれない。
努力をすればするほどそれも夢じゃない。
実際、私が体験した出来事で、私は数学ができずずっと悩んでいた。
でも、諦めずに勉強し続けた。
それでも、テストの点数は上がらない常に40点台。
何度同じ点数をとっても私は諦めない。
そう思いながら勉強していた。
時々、問題を解いていて、どうしてもわからない問題に直面した時、その日の夜の夢で、誰もいない学校の教室の中、部屋の電気に照らされながら、正体もわからない、声も分からない、黒い影のシルエットの先生がいて、黒板に分からなかった数学の問題を書き始めて、解説する。
なぜ声も聞こえないのに理解できているのか私自信も分からないけど、その夢を見た次の日の朝は明確に問題の解き方を覚えていて、解けなかった問題を解こうとすると、不思議と解けるようになっていた。
ある日、夢でまた影の先生を見た。
その日はいつもと違って、私の机の上に、1枚の紙がおいてあった。
その内容は、赤い字で紙一枚埋まるぐらい文章が書いてあった。
すべての内容は覚えていないが、一部覚えているところがあるのは、「あなたは凄い人だ。ずっと諦めずに立ち向かう姿勢、先生にはできないよ。
大丈夫、きっといつか数学はできるようになる、だから安心して、いつもあなたのこと見守っているからね」
こんな事が書いてあった。
そしてこの夢をみて数日間、数学を解いていると分からない問題がでてきても答えや解説をみればすぐに理解できるようになっていた。
そして、数学のテストも90点以上取れることが多くなった。
私はこんな自分を夢見ていた。
―私の夢見る少女。