き 黄色のワンピースが舞った。
み 見つけた!と、彼女は此方へ嬉しそうに走ってくる。
に 虹が架かる大きな青空の下で。
あ 愛の貸し売りなんて、そんなものじゃなく、
い 言いたいことを言っただけ。
た 沢山の百合が咲いている。
く 車通りも少ないこの花畠に、よく僕は来る。
て 天道様も彼女のお世話、大変だろうなあ。
お題:君に会いたくて 2024/01/20
と 都会の窓はどうしても、嘘しか映さない。
ざ 柘榴が熟れる田舎でこうやってのんびりして。
さ 酒を飲んで、寝て。
れ 檸檬の子葉が、彼がいる場所から生えていた。
た 田んぼの中にある、一軒の家の庭で。
に 二本の梅の木の、間に植えた檸檬の木。
っ 月明かりが私を照らして、木を照らした。
き 君に、この景色を見せたかった。
お題:閉ざされた日記 2024/01/19
き 気持ちは宿っていないが、
が 硝子のような繊細な心を持っている木。
ら 楽な生き方なんて無いと知った木。
し しかし、それも木の人生と言ったものだろうか。
お題:木枯らし 2024/01/18
う 羨ましいな、蝶よ。
つ 繕った自慢の羽根を広げて優雅に飛ぶ姿。
く 黒く染まったアゲハのドレスも。
し 白く染まったモンシロの踊りも。
い 色に染まる蝶よ、なんて美しいのか。
お題:美しい 2024/01/16
こ こんな心が締め付けられる出来事は起こってはならない。
の 呑気に遊ぶ東京の若者も、必死に働くサラリーマンも。
せ 折角この世に生まれてきた、大切な存在なのに。
か 解は見つからない。
い いつまで経っても。
は はしたないこの世界には、呆れてしまう。
お題:この世界は 2024/01/15
ps.今日は書き方を捻ってみました。分かりましたか?
巷で噂の縦読みって奴をやってみました。
明日もこの書き方でやってみようと思います。
結構楽しいです。