問わず語り

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11/18/2025, 4:04:33 PM

『記憶』という名の火を灯したランタンを手に、『人生』という名の迷宮を進んで行く。
だが、『正確なマップ』等というものは無く、出口や財宝の場所、自分が進む道ですら、ランタンの灯りを頼りに手探りで歩んで行くしかない。
しかも、旅の途中で出会った仲間達とも、皆、持っているマップのルートやランタンの灯りの色が違うのだから、これまた頭を捻ってしまう。

「途中まで同じルートみたいだから、一緒に行こうか。」
「またどこかの道で会うかもしれないね。」
「その時まで、お互い気を付けて進もうね。」
「次会った時は、君のルートにはどんなものがあったのか教えてよ。」

そんな話をして、「じゃあね」と手を振りながら、灯りを足したランタンを手に、再びそれぞれの道を進んで行く。

2/21/2025, 4:21:00 PM

夜空を駆ける夢を見た。

ひとり必死に走る私には目もくれず、
宙を駆ける列車が静かに横切って行く。

車窓の向こうには、今朝見た小鳥。

列車も、私も、行き先は同じなのだろう。

昨夜、部屋の窓から間の抜けた顔で眺めていた
サザンクロス。

9/4/2024, 12:52:57 PM

一瞬見えたきらめきを、掠めてしまう君が憎らしい。

そんな君に気を取られている僕も愚かしい。

霞む事なかれ、僕のきらめき。

4/22/2024, 11:32:22 AM

「たとえ間違いだったとしても、あなたと出会って、あなたと過ごした時間に悔いは無い!」

どうして、あなたはそう言い切れるの?
どうして…嘘じゃない、真っ直ぐな目で言えるの…?
みんな、嘘ばっかり言うのに…

「嘘じゃないよ、信じて。」

信じても、いいの…?


ああ…たとえ間違いだったとしても、この選択を悔いてはならないんだろうな…


だって、きっと、あなたに会えるのは、
これが最後だから。

3/12/2024, 11:33:28 AM

あれ、あの人の名前、なんだっけ…

転校先のクラス。斜め前に座ってる、ピアスをした子。

話した事は無くて、少し挨拶しただけだけど、
初めて見た時から惹かれるものを感じた。

特別美人とか、そういうわけじゃないけど、
すごく興味が湧く。

どんな子なんだろう…もっと、知りたい。

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