君と別れた
ひとりの帰り道。
ついさっきまで
隣には君がいて
右肩に残る
微かなぬくもり。
見慣れた 何気ない景色も
駅まで続く
長い 長い 枯葉の並木道も
どこか 違う景色に見えたから
遠回りをして
ふいに見上げた
夜空に想いが
雫になって 溢れそう…
今着いたよ
すぐ会いたくなるね
君からのLINE
そんなひとことが
僕の胸の深いところ
じんわり 溶けていく。
今すぐに かけだして
抱きしめたいよ…
同じ夜空を
君もみているかな…
優しい気持ちと
溢れてく愛しさで
左に傾いた
綺麗な 今夜の月を…。
- 三日月のラブソング -
キレイな景色を探して
此処に辿り着いたよ…
たくさんの不揃いも
不器用な優しさも
繋いでくれた 大きな手…
あなたに恋した
あの日から
私の世界は
カラフルに染められてく…
隣で寝息をたてる
無防備な寝顔に
そっと 口づけを…。
幸せな景色を探して
此処に辿り着いたよ…
世界一 幸せな景色は
遠回りも涙も
たくさんあった
長い旅でした…
そして あなたでした…。
- colorful ~幸せな景色~ -
雪が降らない この街に
もしも…
雪が降ったなら
この胸の中
想いの全て
君に伝えよう…
落ち葉に埋もれた
そんな臆病な気持ちを
冬のせいにして
1人で歩く
月のキレイな帰り道。
笑うと細くなる目
肩までの髪に
少し低めの声を
気にしているところ…
冬空の星を数えて消える
大きく吐いた白息。
もしも
この街に雪が降ったら…
そんな奇跡みたいなこと
もしも起こったなら
君が好きなんだ…
そう言って
君のこと 抱きしめるのに…。
- if... -
この命を
全部つかって
1秒間に 1人…
すれ違っても
この地球(ほし)に生きる
全ての人に
出逢うことなんてできなくて…
そんなこと
ふと 考えていたら
昨日の喧嘩の理由も
溜まってた小さな不満も
少しだけ
ちっぽけに思えてきたの。
同じ 時の中で
小さな地球(ほし)の
広い世界の片隅…
君と一緒にいる
そんな偶然みたいな何かを
ちょっぴり…
大袈裟な名前で呼びたくなったんだ…。
- 赤い糸 -
空を染める黒が
長いからこそ…
そこから見えた
小さくのぼる朝陽(ひかり)に
儚さに似た
こんな感情(おもい)を抱くのかな…
まぶしい 朝焼けに
包まれていく
見慣れたはずの
愛しさが…
切ないくらいに綺麗で
何故だか
ふいに 君が
連れていかれちゃう気がするから…
思わず この腕のなかに
閉じ込めるんだ。
狂おしいくらい…
なんて
今日の僕はどうかしてるね…。
冬晴れの空に
五線譜を広げて
こんな愛を並べてく…。
- crazy love... -