9/7/2024, 10:00:37 PM
哀しみや涙が多い日々だけど
俯いてばかりいると
君のまつ毛にかかる美しい虹彩を
見逃してしまうから
ねえ時なんて一瞬で
君の手をいつまで繋げるかなんて
ただしい確約なんてない
だから踊るようにこの日
この夜を歩こうよ
螺旋階段をくるくると繋いだ手で踊る時
この瞬間のために私は存在するんだと
そう強く強く信じるよ
ー螺旋階段の日々ー
9/6/2024, 9:53:19 PM
これまでずっとすれ違ってきたね
同じ時間を過ごしてきたのに
別々の景色を眺めて
たまに淡い色彩の
交わった線がまたすぐに離れていく
ねえでも
あの瞬間2人の景色は交わって
今同じどこまでも続く
白い空を2人共にかかえてる
あの秋あの瞬間あの視線が
2人の時を告げる
『2人の時』
9/5/2024, 11:14:45 PM
哀しい時、ふらりと海に来る
どこまでも青く青く続く海は
私の哀しさなんてちっぽけだと
そう思わせてくれる
波の音が囁くように聴こえてくる
それでいいんだよと優しく囁く
砂浜に落ちたひとつの貝殻を手に取る
この貝殻をだれに渡そうか
ねえ君にだけ渡そうか
ゆっくり受け取ってほしい
傷跡も哀しみも2人を繋ぐ糸だから
『君に贈る貝殻』
9/4/2024, 8:58:01 PM
創作のかけら
それは心の宝石箱のきらめき
深い深い夢の中で見るよ
彼ら彼女らは
躍動しながら色づいて
心の中にありありと生きているから
辛いとき 哀しい時も
共に歩いていてくれているから
決して誰にも奪えない
彼等たちの物語よ
詩『創作のかけら』
9/3/2024, 9:47:37 PM
些細なことでも、人は傷つくのだから
些細なことでも、人は救われるのだから
君は今日何色の心模様だろう?
ねえ、そっと教えて
柔らかく、くるんだ真綿の想いを
優しく差し出すから
できるだけ君の心を守らせて
あまりうまくできないけど
ふと笑ってくれたら嬉しいな
詩『真綿の想い』