4/25/2023, 4:16:47 PM
星に祈れば願いは叶うというけれど
夜空の下をいっしょに歩くあなたと
この先もながく過ごせると
願ってもいいのだろうか
これが恋だなんていったい
いつ自覚したのだろうか
好きじゃない、なんて言ったら
ピノ材で出来た少年のように
鼻が伸びてしまうだろうね
そうとは知らずに星はふたりの間を静かに翔る。
__流れ星に願いを
4/20/2023, 3:35:02 PM
いらない、いらないから
わかってるんだそれくらい
わかっているけどいらないよ
お粥にすったりんごにヨーグルト
食べなきゃ治らないってわかってる
優しさは充分受け止めたから
今は静かに寝かせてほしいのですよ
ああもうすぐに戸を開けるんだから…
__何もいらない
4/18/2023, 3:54:42 PM
わたしにはなにもない
得意なことも
心から好きだと言えるものも
大切にしたいと思えることも
なんにもない
それはまっさらな紙みたいに
なにもないつまらないわたし
そんなわたしに君はいう
無色だからこそ何色にでも
染められるんだ、と
すこしずつわたしの色を見つけられたなら…
そして、わたしの世界は色づき始める
__無色の世界
4/17/2023, 4:10:12 PM
落ちる桜はなんだか儚くて
冬をじっと蕾で耐えた桜たちも
風に舞っていく
これが今年最後と舞う桜の風に
どこか初夏のにおいを感じた
__桜散る
4/16/2023, 3:57:37 PM
こんな形で出会わなければ
もっと二人幸せになれたのかな
もしもまた、出会うことが
出来たらなにもかもなかったみたいに
はじめましてを君に云うんだ
__ここではない、どこかで