星琳

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7/7/2024, 11:47:45 AM

 今日は七夕。織姫と彦星が年に一度逢瀬をする、とても素敵な日。でも、私にとっては素敵な日にはならなかった。何故って?さっき彼に振られたの。浮気されてたんだって。「君が1番だ。」「君以上の女性はいない。」って言ってたのに。「君は遊びだったんだ。」って。酷いでしょう?でも、仕方がないのかもしれない。私は仕事が忙しくてあまり遊べなかったし、そういう雰囲気になっても、怖くて受け入れきれなかったから。だから、別れ話もすぐに受け入れたの。今日は七夕だし、短冊に願いを書くことにした。内容は「楽しく幸せに暮らせますように」本当は彼氏も欲しいし、もっといい女になりたい。でも、1番は幸せに暮らすこと。星に願ってみてもいいかなって思ったの。今年は少し雲がかかってるけど、晴れてはいるし、きっと織姫と彦星は出会えたでしょう。幸せに過ごしてるといいな。

7/17/2023, 4:26:37 PM

 幼馴染がいた。私は彼のことが好きだった。だから中学校の卒業式の後恋が叶うってジンクスのある桜の樹の下で告白をした。でも、ジンクスなんて所詮は迷信。結局私の恋は叶うことはなく、彼は都内の高校へ進学、私は地元の高校に進学。中学を卒業してから一度も会うことはなく、現在高校三年生。就職活動真っ最中の私。都内の大手企業への内定を狙っている。そのためとても忙しくしているのだが、今なぜだか分からないけれどふと彼との楽しかった出来事を思いだしていた。
  #遠い日の記憶

7/17/2023, 6:20:35 AM

 今日は良い天気だなぁ。そしてこんな日はずっと空だけを見ていたくなる。だって空は綺麗で同じものはなくてとても楽しい。見ていて飽きることは無い。それに空を見ていると気分が落ち着く。

 嫌なことがあった日は曇りか雨がいい。曇りなら寄り添って慰めてくれる気がするし、雨なら私の分まで泣いてくれる気がする。楽しかったり嬉しかったりした日は晴れがいい。一緒に喜んで楽しんでくれる気がするから。お祭りの日は空も賑やかでお葬式では空も落ち込んでいる。それは天気とかじゃなくそう見えるってだけだけど、それでも良いよね。だって十人十色人それぞれ見え方や感じ方は違うんだから。私にはそうってだけのこと。別に共感してもらおうとかそういうんじゃないけど、同じような人がいたら一緒に空が見たい。そう思いながら空を見上げ続けた。

#空を見上げて心に浮かんだこと

7/15/2023, 11:27:10 AM

 「もう終わりにしましょう?」そう告げた彼女は悲しそうに、寂しそうに、でも、静かに涙を流していた。こんな時まで君はとても綺麗だ。

 事の発端は3ヶ月前。彼女との婚約を僕は自分の家族や親戚から反対されていた。その事を使用人が彼女に伝えたらしい。そして彼女に僕から「離れろ」「別れろ」と言ったらしい。僕はそんなこと望んでなんか無いのに。何故使用人という僕や彼女より下のものが上のものへ指図できるのか?世の中なんとも不思議なものだ。ただし僕がその事を知ったのはつい先程。彼女が「もう終わりにしましょう?」その言葉を言った時に聞いたのだ。でも、僕の答えは決まっている。
 だから「そのお願いはどんなに愛しい君からのお願いでも聞いてあげられないな。」彼女は驚いていた。「僕は君を離さない。プロポーズの時に言ったよね?家は関係ないよ。僕の人生だもの。絶対に離したくない。でも君が望むならすごく嫌だけど話してあげてもいいよ?」そう言ったら嬉しそうに笑って「私を離さないでください。」そう言ってくれた。あぁやっぱり僕は君が大好きで愛しい。僕たちには絶対に終わりは来ない。死んでも終わらない2人の物語。

#終わりにしよう

7/14/2023, 12:08:17 PM

 私の中には私の他に2人居る。1人はとても優しくてあまり怒ったりしない「理人」。もう1人は少し気性が荒くて喧嘩っぱやいけど友達や仲間、家族など自分の周りの人をとても大切にできる「一珂」。そして私は物事を少し悪い方に考えてしまいがちで優柔不断な「星蘭」。私たちはそれぞれ自分が役に立つ場面で交代しながら過ごしている。普段の生活で表に出るのも3人で交代制だ。私たちは3人で手を取り合って生きている。1人だって欠けたらいけないんだ。でも周りにはそれを怖がったり馬鹿にしてきたりする人も居る。そういう人に限ってとても身近な人だったり、他の人にはとても優しかったりして少し悲しい。でも3人だからあまり気にせずに済んでいるんだ。これからも3人はずっと一緒。何があっても居なくなったりしない。絶対に。

  #手を取り合って

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