星琳

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9/17/2025, 3:35:07 PM

 仕事中お客様に呼ばれてフロアに出て対応をした。その後バックに戻り作業の続きをしようとしたら先輩からの呼び出し。先程何か対応を間違えただろうか?他のスタッフのお客様だったのだろうか?ほかの業務でミスがあったのかもしれない。と色々考えていた。

 先輩に従いミーティングルームへ向かう。ミーティングルームで先輩に椅子に座るよう促されとりあえず座る。
「なぜ呼び出されたかわかるか?」
先輩が問う。
「分かりません。先程のお客様対応にてなにか間違いがありましたでしょうか?」
正直に応えると、
「大きなミスはない。ただ、スタッフとしての意識をもう少し高めて欲しい。」
やはり何かミスをしたらしい。
「申し訳ございませんでした。今後はより一層気を引き締めてまいりたいと存じます。そのためにも改善策や今回の問題点についてご教示いただけると幸いです。」
すると先輩は苦笑して
「そんなに固くならなくてよろしい。
先程の対応については、まず服の裾に口紅らしきものが着いている。また、君の靴の靴紐が解けていて気になっただけだ。」
そう言われてそんなことかと思い、思わず
「そんなことでしたか。先程の対応で何か間違いがあったのではと心配して損しました」
と言うと鬼のように怒って、
「君にとってそんなことでもお客様は気分を害する可能性が高いのだぞ!?だから自覚を持ちなさい!」
そう言われて初めて気づいた。
お客様のお時間を無駄にしない為にもしっかり整えなければと決心した。
#靴紐

9/17/2025, 4:24:31 AM

 君に贈ったアンスリウムの花束。
間に挟んだメッセージカード。
君は照れながら受け取ってくれたけど、
言葉はくれず帰ってしまった。
僕も言葉はかけられなかったけれど、
言葉を求めるわがままなんだ。
期待してもいいのかな?
期待に胸を膨らませるも、
答えをいつまでも待っているよ。
#答えは、まだ

アンスリウムの花言葉
 あなただけを見つめる

4/28/2025, 11:59:40 PM

 扉が開く。誰かが入ってくる。黒いモヤの人形。顔は見えないけど私はこの人を知っていると思う。だって安心する。「交代の時間だよ」そう言われて思い出す。そうかこの人はお姉ちゃんだ。「分かった」そう言って扉の外に出るとそこには明るい世界が広がっていた。あの空間は待機場所。誰がいつ出るかはその日のカコちゃんのスケジュール次第。でも私はカコちゃんじゃない。マイっていうの。高校三年生。これから私は買い物に行く。
#夜が明ける

4/27/2025, 1:22:38 PM

 何があった訳でもない。ただ君が笑っただけ。ただそれだけで、可愛いと思える。君が少し気遣ってくれただけ。それだけで好きだと思う。特別な何かがなくても、ふとした瞬間に君を好きだと感じる。これが愛というのだろう。でも、この気持ちは伝えられない。だって私たちは友達だから。でも、こんなに近くでいられるのは友達の特権だと思う。これからもよろしくね。
#ふとした瞬間

4/7/2025, 5:56:24 AM

 今日から私も高校生!
部活とか委員会とか色々楽しみだけど、やっぱり同じ学校から行く人がいないと不安が大きいな〜…
クラスの人たちどんなだろ?とか、お友達できるかな?とか気になって緊張でお腹痛い…でも、中学の先生が卒業式の日に言ってたとおり、私たちの中学校の地図は完成しちゃったんだよね……だから卒業して新しい地図を作らなきゃいけない。何言ってんだろ?って思うでしょ?私も最初はそう思ったよ。でも、春休みに考えてみたら何となくわかったんだ。春休みって少し長いから考え事向きだよね!

 私たちって生まれてからずっといる場所ごとに地図を作ってるんだって。で、その地図も2つ同時に作ってて、ひとつは生まれてからこれまでのおうちの地図。家でこんなことがあったとか、家族が増えたとか減ったとか、引っ越したとか。そういう人生全体の地図。もうひとつは幼稚園とか小学校とかみたいな期限のある地図。これはその期限をすぎたら新しい地図に交換して1から描き始めなきゃいけないもの。これを更新しながら成長するんだって。だから、中学を卒業したから私は今度は高校の地図を作るために紙を交換したんだ。

だから、不安と期待で満ち溢れたこの地図を今日から少しづつ頑張って作ろうと思うよ!

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