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4/22/2024, 4:46:12 PM

 「ッたとえ君を助けたことで傷を負ったとしても、裏切られたとしても!!!
 俺が君を信じたいんだよ!!!!!」

 バカじゃないの。そんなことしたって意味なんかないのに、私よりも弱いくせに、私より頭だって悪い癖に。
 でも。
 振り上げた剣をその体に突き刺すことは出来なかった。



 たとえ間違いだったとしても

4/20/2024, 2:42:50 PM

 感情も、未来も、命も、時間もいらない。あなたが幸せでいてくれるなら。
 あなたの幸せがこの先もずっと続いてくれるなら、そのために何か出来ることがあるのなら、僕は何にかえてもあなたを守るよ。

 そう君が言ったから。
 感情も、未来も、命も、時間も、君が守ってくれた幸福も。
 全部君と分けてしまいたいと思ったの。



 何もいらない

4/19/2024, 8:01:06 PM

 「未来が見れたらどうする?」
 「未来が見れたら……うーん、十年後の自分とか見たい」
 「働いてるかな?」
 「いーや結婚してるね、スパダリと」
 「出たよ、願望は程々にしな!」
 「黙れ! お前は犬飼ってそう」
 「どう見てもうさぎさんだろうが、うさぎさん飼ってそうな見た目だろうが」


 「あと一年なんだって。……悔いなく過ごさなきゃ」

 もしも、未来を見れるなら、だなんて。

 未来なんて。

 お前がいない未来なんて、いらないのに。



 もしも未来を見れるなら

4/14/2024, 2:17:43 PM

 今日の食事は豪華! お魚と白米だけじゃなく、具沢山のお味噌汁もついていてしかもとっても美味しかった。
 食事の後はよく髪を洗ってもらって、香油まで塗ってもらった。いつもは井戸の水で適当に拭くだけだったから何だか新鮮だ。
 肌触りの良い真っ白な着物に袖を通す。まるで白無垢か、白装束のよう。
 歩いていると村の人達と目が合う。こんなにもめかしこんだ私が珍しいのね! 気分が良かったので手を振ると視線はサッと明後日へ移動した。照れてるのかな?

 着いてきてくれた村長にもさよならの手を振って、私は湖の中を進んでいく。怖くはない。

 かみさま! 私の神様! 今、逢いに行きます!



 神様へ

4/13/2024, 10:30:20 AM

 私のイメージカラー、なんだと思う? そう聞かれたから、僕は迷いなく青が似合うと言った。
 「えっ、でも私、服は茶色ばっかりだよ?」
 「うん。でも青だよ。」
 頭の上に疑問符を浮かべる妹をそっと撫でる。妹にはピンと来ていなかったらしいけれど僕の意見は変わらない。
 お前に似合うのは、いつだって雲ひとつ無い青空だったからね。



 快晴

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