ミヤ

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2/16/2026, 5:39:29 AM

"10年後の私から届いた手紙"

10年後も自分が存在しているかは分からないけど。
もしも存在して過去の自分に何かを伝えられるとしたら、文面無しで包丁とか送ってきそうで嫌だなぁ。

2/14/2026, 4:55:25 PM

"バレンタイン"

差出人が不明なもの、特に手作りのものは食べちゃ駄目だと口酸っぱく言われたっけ。
まぁ確かに髪の毛入りのブラウニーとかあったけれども。
幼い頃に一度飢餓を味わった身としては、食べられる状態のものを無駄にするのが勿体無くて。
どう思う?と、祖父母の検閲を潜り抜けたお菓子を隣でもぐもぐ頬張る貴女に尋ねてみると。

翌日からセコムが一人増えた。

問題がありそうなものは自分で判断できると何度言っても、君の"食べられる"の範囲は信用できないから、と頑として聞き入れてもらえなかった。
信用されないのって、悲しいね……。

2/13/2026, 3:49:01 PM

"待ってて"

貴女が望むのならいつまでも。

たかだか数分、数十分、数時間。
数日でも、数年でもいい。
待たされたら怒ってもいいんだよ、と貴女は言うけれど。
ちゃんと貴女は約束を守ってくれるから。
だから、貴女を待つ時間は嫌いじゃない。

2/13/2026, 6:34:58 AM

"伝えたい"

小学校を卒業する時に、タイムカプセルというものを作りまして。
何年も経ってから、掘り起こす際には立ち会わなかったけど中身が郵送されてきた。

未来の自分に伝えたいこと、という命題で閉じられた封筒を開けると、中には一週間分の献立レシピが入っていた。
詳細な手順解説付きで。
そういえば、伝えたいことなんて何も無いのに"書きなさい"って何枚も便箋を渡されたからとりあえず時間潰しで書いたんだよな、と懐かしく思った。

とりあえずその日から一週間はその献立表に沿って食事を作ったんだけど、これがなかなかに手が込んでいる。
授業中に手紙を書く時間ってことで結構な時間が割り当てられていたから、本を見ながら栄養価計算までしていたんだよな。
暇な奴だなぁと過去の自分に呆れ半分、感心してしまった。

2/11/2026, 5:14:40 AM

"花束"
"誰もがみんな"

誰もがみんな、手放しに花束を喜べるわけじゃ無い。

せっかく貰ったけど、家に持って帰っても大事に出来ないから君にあげる、と。
花束を貰う度に、貴女は僕に押し付けに来た。
当時の貴女の家庭環境を考えれば、花束なんて嵩張るもの、ましてや世話が必要となるものは家に持ち込めなかったんだろう。
だからといってなんで僕に渡しに来るのかは分からなかったけどね。

あげるというから貰ったけど。
受け取った花束の中から薔薇やラナンキュラスなどの花弁が沢山ある花を選び、その花びらを数枚頂戴して、貴女の頭上に降らせる。
おめでとう、と言葉を添えて。
引き取るにしても、本来貴女に贈られたものなんだから一部だけでも貴女をお祝いするために使われるのが道理ってものだろう?
まぁ、要は僕の自己満足。
花びらに触れながら、諦めたように笑う貴女は寂しそうで。
だから、貴女が生家を出たその時は一番に花束を贈ると決めていた。

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