旅路の果てに
最近よく思うのは、
私はずっと彼を忘れてなかったんだろうか?と言う事
数年前、結婚しようと言ってくれる人がいた
その時思った事は、大きく分けると彼タイプだな…
きっと母親も兄弟も好きなタイプだろう
彼は歴代の彼氏の中で、家族に1番気に入られていた
そのせいか彼ならこんな事は言わない、しない
当たり前か…彼じゃないんだから
と言う事が頭の中で、よく横切った
きっとその人は、結婚するなら人気があるタイプだろう
でも小さい事かも知れないけどん?と思う事が幾度とあり、
私の結婚なのに家族が喜ぶ結婚相手って、それもどうなんだろう?と思って踏み切れなかった
〝結婚〟を考えると、彼以上の人には出会えなかった
周りの人を見ていると、私は結婚をすごく重く考えてるとも思う
周りがしてるから
彼を逃すともう誰とも付き合えない気がして
結婚適齢期に付き合ってる人だから
1人が寂しいから
と、明らか彼氏と合ってないのに結婚した人も多い
結果、離婚も多い
親友はずっと一緒にいたいと思ったから結婚を考え、結婚した
私はこのシンプルな考えが1番好きだ
彼女達も色々あったけど、やっぱり根底に好きだと言う気持ちがあるから何だかんだで上手くやっている
彼の元妻はバリキャリタイプだ
子どももいないし、思う存分働いて良い暮らしをするタイプ
私とは全然違うタイプだと聞いてたから、
きっと甘え上手で弱さも見せれる人なんだろう
彼曰く(彼以外にも、男女関係なく言われるが)
私は精神的に強くて、弱さも見せない女だ
彼には恥ずかしくなるくらい見せてたつもりだけど、他の女性に比べると見せてる内にもならないようだ
世の女性は一体どれだけかわいくて、甘え上手なんだ‼︎
彼の結婚生活を聞いてると正直な所、
彼にはそう言う女性とは合わない気がするんだけどな…と思っていた
それが正解かどうかは分からないけど、彼は離婚した
彼が離婚する事は絶対ないだろうと思っていたのに
私の目の前にいる彼と、元妻の前の彼
一緒であるなら、離婚なんてするかな?と思うんだけどな
いや、離婚したから今の彼があるのか…
いや、昔からあんなだったか…
とにかく、今の彼を作った要素に元妻は含まれているのは確かだ
だったら、感謝しかない
欲を言うなら、私が子どもを産みたい気持ちがある内に離婚して欲しかった笑
彼はただ寂しいだけで今私といるのか、正直分からない
まだ傷が癒えてないのかも知れない
立ち直れば、私の元からいなくなるかも知れない
そんな無責任な人ではないはずだけど、この数十年間の彼をよく知らない私は確信がない
この旅路の果てには、何が待っているんだろう
幸せだと良いな…
もういい加減、幸せになってもよくないか?
もう存分に嫌な思いはしたはず
あなたに届けたい
彼の所に行くにあたって、心配な事が1つ…
家事問題
私は高校の時から彼に手料理を作っていたらしいが、
一度くらいなものだろうと思っていた
どうやら何度かあるらしい…
全く覚えていない…
しかも彼に味が薄いと一度言われてから、作らなくなった
(美味しいとも言ってくれた)
彼は濃い味好きなのだ
それは今も変わってない
この前会った時も
何でもかんでも醤油かける前に一度食べてみたら?
と言ったくらいだ
とにかく彼は、私を料理上手だと勘違いしている
彼には申し訳ないが、
世間では一切家事ができない人認定されている私
1人が長いのである程度はできると思ってるけど、
なんせ世間での印象はそうなのだ
ちなみに母親も何故かしら、世間からそう思われている
遺伝のようだ
彼女のために言っておくと昔は料理上手(私たちが学生じゃなくなってからは、ほぼ外食)
昔よりは落ちたけど、姪っ子はばぁばのご飯がこの世で1番好きなくらい今でも上手な方だと思う
家が散らかっているような事は一切ない
私はと言うと、
勝手な世間のイメージで料理なんて一切しない人なせいか、彼氏は料理してくれる人が多かった
後、何度かした事があるホームパーティでも私はキッチンに立たせてはもらえない
自称料理できます女子達がキッチンを陣取って、
私は男性陣と飲んでる
いくら待っても料理が出て来ないのでキッチンを覗くと、何も進んでない事が多かった
手伝うよと言うとそこにいる女子達からは絶対に、
sarangは何もできないでしょ!?と言われる
私自身、料理が一切できないと言った事は一度もない
世間に言わせてるだけだ
自称料理女子達をスルーして、淡々と料理を作る
そして料理できるんだねと言われる
料理できるレベルとは、
人によって違うのでよく分からないけど…
でもこれ確実に女子から嫌われるパターンなんだろうなぁと思ってる笑
てか自称料理できます女子って意外とできない奴多くないか?
あぁ…きっと彼は期待してるはず…
ただいまーと帰ったら、私が料理作って待っているのを
自信ないなぁ…
自分に作るのと、誰かに作るのでは緊張感が違う
失敗しそう…
I LOVE…
これだけ2人して会いたい、会いたい言い合って
連絡してる間、2人してニコニコしちゃって
2人してお互いの前にいる時の自分が好きだと思ってて
頭の中が彼でいっぱいになって
ずっと一緒にいたいと思っていても
LIKEなのかLOVEなのか分からない私は、バカなの…か…?
自分なりに分析した結果
良い事よりも悪い事の方が多い人生で
色んな感情が欠落して来て今に至る
彼と過ごした時に、
安心と落ち着くと言う存在を忘れていた事に気付いた
誰と過ごしていても、
もう何十年と忘れていた安心と言う感覚
きっと安心する日なんて過ごして来てなかったせいだ
不安と苦痛
そればかりの日々で心が落ち着く事なんてずっとなかった
だからきっと好きだと言う感情がどんなものだったのか、
思い出せないんだと思う
会いたいとかニヤけるとか頭がいっぱいだとか、
LOVE以外の何なの?と思う自分と、
勘違いじゃない?と言う自分が戦っている
街へ
新年早々、
私は知り合って間もない男と飲みに行く予定だった
正直に言うと、口説かれてる最中だ
でも年末に再会した彼のおかげで会うのが億劫になり、
ドタキャンした
昔も今も自分が興味がある対象ができると、
他の男に一切興味がなくなるのは変わらない癖だと思う
とは言えドタキャンするのは良い事ではないので、
一度会ってこようと思う
そして、好きな人できたー♡と言う
彼とは相変わらず毎日のように連絡を取っている
私が今動けない状況なので、
落ち着くと彼のところに行く予定だ
彼が出張抜きでも来ると言ってるけど、
彼の身体を考えると私が行った方が私自身気が楽だ
そして好きなだけ彼といる
こんな夢を見た
彼の夢は見ないのに、
会った事のない彼が飼っている犬の夢を見た
彼が出張だから預かってと私に預けて行く夢だ
ずっと外を眺めてたと言うと、
実際によく外を眺めているらしい
何とも不思議な夢だった
夢と言えば…
頭も首も肩もがちがちに凝り固まってる彼
彼が隣にいるなら、私は毎日マッサージするだろう
彼が楽になるならと
それを知ってる彼は
それが叶うなら、それは本当に夢のようだと言った
私にとって夢は叶わない事だ
夢!?これは普通に現実に可能でしょ?
夢だなんて大袈裟な
「でもずっと一緒にいたら、
面倒くさい女になって嫌われるんだろうなって思う」
『まぁその可能性はあるよね』
「やっぱり嫌われるのか…」
『それはないと思う
そっちじゃなくて、面倒くさいの方笑
途切れ途切れだけど、今までこうやって続いて来たんだし』
「でも面倒くさいの先に嫌われるがあるんじゃないの?」
『若ければそうだったかも知れないけど』
「この前会った時にね、
私この人と一緒にいたらずーっとくっついてるんだろうな…
面倒くさい女だなって思った」
『そんな事思ってたの?イメージないけど
意外!嬉しいけど
俺はずっと一緒にいたいなって思ったよ
別れる時、まだいたいって言われたのも嬉しかった」
お正月、お互い実家に戻ったものの近くにいると思うと、会いたくて私は仕方なかった
「我慢したんだよ?
何か言い訳考えて連絡しようか…?とかね
でも実家に帰って来てるから、邪魔しちゃいけないなと思って踏み止まった…」
『俺も呼んだら来てくれるかな?って思ってたよ』
「何だ同じ事考えてたんだ…」
『そりゃそれだけ近くにいたら、
会いたいって言えば簡単に会えるからね
ちょっとでも会えば良かったね』
「そのちょっとの自信がなかった
ちょっとじゃなかったね…の自信しかなかった」
『それはそう笑』
「だから会わなくて正解」
『次の楽しみだね』
「いつになるのか…でもまた数年先は嫌だ」
『そんなつもりはないよ
そんな我慢できない
俺もsarangに会いたいなーってよく思ってるし』
「私は会いたいなぁ
でも会えば離れられなくなりそうで会わない方が良いのかなって…」
『会いたい人には会った方がいいよ
嫌いな人と関わっているほど人生は長くない
大切な人との時間を削るほど人生は短くない
って何かで見たけど、本当そうだなって思うから』
「じゃあ会う!会いまくる!」
『うん!会おう!』
この会話は、夢ではなく彼とした現実の話し
あー、会いたいなぁ…
会いたくて仕方ない