NoName

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6/17/2024, 12:00:58 PM

未来は無限の自由だなんて
まだ見えないからそう思う
訪れる現在は一つだけれど
過去になるまで気づかない

6/16/2024, 11:15:12 AM

訪れた瞬間からもはや過去に変わっていくのに
現在なんてものはどこにもないってことを
一年前の今日を生きていた私は理解していなかった

6/15/2024, 10:44:52 AM

大好きな本があった。何度も読んだ。人生を変えたなんて陳腐なことは言いたくないのだけれど、確かにそれは人格形成に大きな影響を及ぼした。死ぬまで持っていたいと思っていた。だから、その本を手放した。おそらく死ぬときは一人きりだ。近日中に突然死でもしない限り、看取ってくれる存在がいないのは間違いなかった。そうして人知れず処分すべき物体となって、この体と同じようにどこかへ捨てられてしまう。もう誰にも読まれることなく。そんな想像をすると耐え難かった。本は燃やして灰にするべきではない。朽ちるまで、本として存在できなくなる日まで、誰かの手元にあってほしい。知識や感情を誰かに継いでいってほしい。でも託せる相手がいなかった。だから、その本を手放した。大好きな本があった。いつか己の手でそれを絶やすことが恐ろしくて、その本を自ら手放した。どこかで誰かがあの本を読んでくれている。そしてまた誰かに託してくれるだろう。そんな夢想の中で消えていきたかった。

6/14/2024, 11:56:46 AM

色を塗って名前をつけて線を引いて区別して
まるで本当のことを知ったつもりでいたいの

6/13/2024, 11:03:59 AM

どうせまたすぐに忘れるのよ
あなたにとってのあじさいは
雨の中でも咲き誇る美しい花
私はずっとここにいたけれど
健気に咲くまでいないと同じ
雨が止んだらあなたは忘れる
ここにいるのが私だってこと

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