悲しみは夜に預けて
アクアマリンの水色
雨上がりに輝く涙色
また会えるといいね
耳元で囁いた君は誰
解けていたリボンは
風の強さを知ってる
ひらひら舞い上がれ
夜がこくりと鳴いた
儚くてあたたかい夢
『バイバイ』
心の中で揺らめく灯火
風よどうぞ吹かないで
消えてしまうその前に
見つめた瞳のその先に
美しい未来が待ってる
踏みだすのは一歩だけ
たったそれだけなのに
臆病な風ふわりふわり
外の世界は変わらない
変えてゆくのは私の心
『小さな勇気』
目の前に広がる世界は自分が
作り出しているなんてさ君は
信じるかい信じられないかい
地球がふたつに分かれ始めた
どちらに行くのも自由意志だ
キラキラとギラギラだったら
どちらを選択したい?きっと
今迄のように行ったり来たり
出来なくなるよ明け方に輝く
星が僕に囁いたんだ夢なのか
現実かは関係ない僕の答えは
決まっていたんだ最初からね
君なら分かると思っているよ
『ただひとりの君へ』
世界地図を広げた
龍のカタチをした
ちいさな国がある
生まれてくる前に
住むのなら此処と
決めた何故ならば
八百万の神さまが
見えたから感謝と
祈りがあったから
地球は青く美しい
住人の心構えは何
宇宙のルールは何
忘れていないかい
旅人だってことを
汚しては駄目だよ
僕らの持ちものは
ひとつもないんだ
『手のひらの宇宙』
わたしが忘れていたときも
あなたはいつもそばにいた
坂道を歩いた背中を押して
桜が咲く優しく頬を撫でた
あの海でスカートを揺らす
境内の大きな木の側にいて
くるくる踊る様子を見せた
雪の精を連れてきたあの日
あなたの強さを知っている
ずっとずっと前からきっと
『風のいたずら』