相手を知る自分を知る
健やかなる時病める時
甘い酸っぱい苦い辛い
乗り越えた先に眺める
景色はどうぞ晴やかに
仲良きことは美しき哉
いつまでもいつまでも
『夫婦』
毎分毎秒選択をしている
慣れ親しんだ習慣は時に
抵抗することがある残り
95%は起きているかい
頭ではなくてハートから
湧き出る思いは真実の色
躍る心は未来へと向かう
道標だコンパスを信じて
四方八方が壁ばかりでも
上を見上げよ天が見てる
いつも問いかける自身の
心だけが知っているのさ
宿る可能性も宝の在処も
『どうすればいいの?』
自身の内にある神性に
気付けたとしたならば
真実が見えるだろうか
命の尊さを知るならば
戦いは終わるだろうか
呼び覚ます目を覚ます
時の流れが変わりゆく
ふわりと吹く風は強く
ゆっくりとゆっくりと
今何ができるだろうか
今何を見たいだろうか
『宝物』
大切なものにかけていた時間
いつのまにか無理をしていた
そんなことに気付いた夜更に
信頼していたあの人の言葉は
棘があるみたいチクリと痛む
わたしの心は凍えているよう
誰かにそっと暖めて欲しいと
ちいさな子供のちいさな願い
ぼんやりと浮かぶ記憶の中の
ひとつ向こう側に見えるのは
すうっと息をたくさん吸って
消してしまう前にお願い事ね
優しいあの人の優しいコトバ
子供のままでいれないけれど
子供のままでいたかったんだ
『キャンドル』
ふうっとついた溜息が
上へ上へと結晶になる
その様は雪が降る朝の
光にも似ていた虹色の
粒はひらひらと掌の上
ナナカマドの赤い実が
雪の真白を際立たせて
鳥の囀りは讃歌となる
見上げている空は青く
いつも遠くいつも側に
『たくさんの想い出』