香音

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10/4/2024, 7:46:51 AM


        雨音の中に鳥の囀り
        ただそれだけの世界
        見つめる聴いている
        呪縛はひとつもない
        わたしはこの景色に
        溶け込んでいた風が
        強くなり足が濡れた
        雨と鳥と風とわたし
        一枚の絵画のように
        見えたのだ止まった
        時間が動き出す瞬間
        今を生きていたのだ

        
         『巡り会えたら』

10/1/2024, 6:48:06 PM


        夜へゆく時の流れは
        熱を帯びた色を纏い
        瞳の中を通り過ぎた
        瞬きの間のこと星が
        ひとつまたひとつと
        輝くよ見つけたかい
        僕達は大きな理想を
        掲げて生きてるのさ
        キミは覚えてるかい
        幾度となく夜を越え
        今此処に立っている
        信念が見えたのなら
        どんな風が吹いても
        揺るがない軸となる
        昼と夜と曖昧な時は
        思い出してごらんよ
        いつも見ていた空を
        大丈夫独りじゃない
                

           『たそがれ』



9/27/2024, 7:46:33 PM


       空っぽに染み込む夏の空
       澄み渡る青色どこまでも
       虹がかかる探してごらん
       健やかな心でいることを
       選択できる自分を育てる
       雨が降ったら立ち止まり
       見渡すといいあちこちに
       散りばめられていた欠片
       必要なものが見つかるよ
       忘れないでどんなときも
       自分を信じること、だよ
              
      
             『通り雨』

9/25/2024, 8:52:44 AM

 
       見えない枠組みの中で
       支配されているように
       息苦しさを覚えるんだ
       幼い頃に抱いた疑問は
       何処か遠くへと飛んだ
       流れていく雲は早くて
       大切な何かを置去りに
       忘れ物したみたいにさ
       見つけてよと叫ぶんだ
       眠りについたままでは
       終わらせないよ絶対に

              
         『形の無いもの』

9/23/2024, 11:30:02 PM


       あんなに好きだったのに
       興味が無くなるのは一瞬
       雨が降った後の水溜りで
       靴が汚れるのが嫌だった
       平気平気と駆け出す友達
       夕暮れ色のグラウンドは
       子供の頃のわたしのまま
       大人になるのってきっと
       視野が広がるそんなこと


         『ジャングルジム』

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