零れ落ちた涙の理由は
聞かないでくださいと
あなたの美しい横顔が
残像となり心に溢れた
空が青かった夏の日の
白いブラウスが揺れた
風は少しだけ強かった
わたしはただ側にいて
時を少しだけ遅らせた
空は高くて青いままに
風は冷たい、あなたの
『声が聞こえる』
御縁というのは不思議なものです
何処から運ばれてくるのでしょう
外側ばかりを見ていたら気付かず
見落としてしまうかもしれません
いつも側にいてくれる人の存在が
大きくなっていたことを知るのは
居なくなってからが多いようです
恋愛は自由です好意を伝えるのは
とても勇気のある行動ですいつも
後悔のない選択が出来たのならば
人生は豊かなものになるでしょう
想いの果実は大切に育てて下さい
『秋恋』
大切に育てた薔薇の花
世界にひとつ、だけの
注いだ愛情が違うんだ
星の王子さまが囁いた
誕生日に贈られた鞄は
手に取る度に思い出す
大好きなあの人のこと
思いが宿っているモノ
いつか来るさようなら
整理をするという事は
心の中を見つめる決意
心身共に健康なときに
『大事にしたい』
駆け抜けた風ほんの一瞬のこと
誰の瞳にも映らない二人だけの
この世界は僕たちだけのものだ
周りが見えなくなった仕方ない
恋する魔法にかかってしまえば
誰だってそうなるかもしれない
優しい人が傷ついて心閉ざして
悲しんでいる姿は見たくないよ
夜の海は暗くて深い出ておいで
心に持つ自身の可能性を信じて
幾多の世界線は用意されている
決めるただそれだけで変化する
遠くから眺めてごらんよ人生の
舵を取るのは自分しか出来ない
この場所からは見えづらいけど
いつだって上手くいってるのさ
『夜景』
大切にしていることって
それぞれ違っているから
お互いを認め合いながら
過ごせたら最高なのにね
おしゃべりな月が浮かぶ
人の心を照らしている夜
どんな夢を見ていたいの
向こう側にある色の紅は
私には少し強すぎる光り
透明な白を混ぜてみたら
きっと美しい音を奏でる
風に吹かれて揺れている
静寂は夢の中へもう一度
『花畑』