空っぽに染み込む夏の空
澄み渡る青色どこまでも
虹がかかる探してごらん
健やかな心でいることを
選択できる自分を育てる
雨が降ったら立ち止まり
見渡すといいあちこちに
散りばめられていた欠片
必要なものが見つかるよ
忘れないでどんなときも
自分を信じること、だよ
『通り雨』
見えない枠組みの中で
支配されているように
息苦しさを覚えるんだ
幼い頃に抱いた疑問は
何処か遠くへと飛んだ
流れていく雲は早くて
大切な何かを置去りに
忘れ物したみたいにさ
見つけてよと叫ぶんだ
眠りについたままでは
終わらせないよ絶対に
『形の無いもの』
あんなに好きだったのに
興味が無くなるのは一瞬
雨が降った後の水溜りで
靴が汚れるのが嫌だった
平気平気と駆け出す友達
夕暮れ色のグラウンドは
子供の頃のわたしのまま
大人になるのってきっと
視野が広がるそんなこと
『ジャングルジム』
零れ落ちた涙の理由は
聞かないでくださいと
あなたの美しい横顔が
残像となり心に溢れた
空が青かった夏の日の
白いブラウスが揺れた
風は少しだけ強かった
わたしはただ側にいて
時を少しだけ遅らせた
空は高くて青いままに
風は冷たい、あなたの
『声が聞こえる』
御縁というのは不思議なものです
何処から運ばれてくるのでしょう
外側ばかりを見ていたら気付かず
見落としてしまうかもしれません
いつも側にいてくれる人の存在が
大きくなっていたことを知るのは
居なくなってからが多いようです
恋愛は自由です好意を伝えるのは
とても勇気のある行動ですいつも
後悔のない選択が出来たのならば
人生は豊かなものになるでしょう
想いの果実は大切に育てて下さい
『秋恋』