香音

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9/4/2024, 8:57:21 AM

 

        キミの頬の生毛の
        金色の光は夕暮れ
        果物から滴る甘い
        蜜に誘われた夏の
        終わりのはじまり
        それが恋だなんて
        まだ気づいてない
        時が止まればいい
        遠回りした帰り道
        
        
        『些細なことでも』

9/2/2024, 11:29:59 PM



         暗闇に染まる月
         そっとおやすみ
         期待と不安の間
         ゆらり揺られて
         忘れていたんだ
         あなたの優しさ
         あなたの厳しさ
         泣きたくなって
         思い出したんだ
         見えないけれど
         輝く月のように
    
   
          『心の灯火』

9/1/2024, 12:08:01 AM


        陽のあたるところ
        影のできるところ
        僕らの最終地点は
        愛へ向かっている
        地球に生を受けて
        経験したいことは
        其々に持っている
        他と比較するのは
        ナンセンスなこと
        精神性の成熟度は
        外側から見えない
        立ち止まり悩んで
        助けられて涙して
        どんな時も感じて
        今を見つけること
        探している答えは
        感情に隠されてる
        僕らの美しい星が
        光を取り戻すよう
        僕らの美しい心に
        誰もが気付くよう
        
        
        
         

8/30/2024, 11:45:09 PM


      風に乗って運ばれた香りは
      記憶の扉を開けた少しだけ
      あなたを探した雑踏の中に
      いるはずはない分かってる
      閉じ込めていたわたしの心
      愛を探していたわたしの瞳
      まだ幼かった二人の出会い
      誰かが囁く言葉は要らない
      ただ真実をみたいそれだけ
      欲望が溢れているこの街は
      あなただけいないこの街は


             『香水』

8/29/2024, 9:48:54 AM


        雪の降る静かな夜
        玄関のチャイムが
        鳴ったゆっくりと
        インターホン越し
        君の声が聞こえた
        姿は見えなかった
        急用ができたかと
        慌てて扉を開けた
        メリークリスマス
        サンタ帽を被って
        ヒゲも生えてたよ
        リボンをむすんだ
        クッキーは手作り
        君のサプライズは
        唯一大好きだった
        
        
       『突然の君の訪問。』

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