未来から吹いている
清々しい風を頼りに
一歩一歩踏み締めて
美しい景色を探して
急ぐのは勿体ないと
誰かが教えてくれた
生まれる時はひとり
召される時もひとり
何億の旅人の中から
あなたを探している
わたしに還るために
『終わりなき旅』
天が万物の罪を許すという吉日
本日5月30日は天赦日という
新しい物事を始めるのに良い日
重たい気持ちにはさようならを
心は軽く進んで行きたいですね
言葉の力、言葉に乗せる気持ち
見えないけれど伝わってきます
寂しい心には愛を注ぎましょう
傷付いた心にはそっと明かりを
もっと泣いたっていいのですよ
その後に見えるものがあります
大丈夫全て上手くいっています
信頼することから始まるのです
新しいあなたへ新しいわたしへ
鬼が一晩で築いた石段
上を目指して登る人々
仏様に会いに行きます
杖を一本お借りします
鳥居の前で一礼をして
気持ちは既に天にある
足元の石を選びながら
ゆっくりと進んでゆく
険しい道を超えた先に
見えたのは柔和なお顔
大日如来像不動明王像
木漏れ日が静かに照す
仏様の足元で人は寛ぐ
心が穏やかなれば天国
心が荒ぶるならば地獄
生かされていることに
ありがたく思うのです
『天国と地獄』
立ち止まり教えてくれた
菩提樹の花の美しいこと
芳しい香りがすることを
開花の時期にまたおいで
優しい言葉をくれたひと
まあるい蕾がついていた
開花は来週になるそうだ
梅の色をした雨よお願い
菩提樹に咲く満開の花を
あのひとに見せて下さい
『降り止まない雨』
やるしかない
やるしかない
ひたすら走る
此処は何処か
行き止まりか
あきらめるな
どんなときも
突破口はある
天は見ていた
私は見上げた
一筋の光りか
蜘蛛の糸の色
『逃れられない』