鬼が一晩で築いた石段
上を目指して登る人々
仏様に会いに行きます
杖を一本お借りします
鳥居の前で一礼をして
気持ちは既に天にある
足元の石を選びながら
ゆっくりと進んでゆく
険しい道を超えた先に
見えたのは柔和なお顔
大日如来像不動明王像
木漏れ日が静かに照す
仏様の足元で人は寛ぐ
心が穏やかなれば天国
心が荒ぶるならば地獄
生かされていることに
ありがたく思うのです
『天国と地獄』
5/27/2024, 10:39:22 PM