しとしとと
降る雨の音
心が濡れる
私も濡れる
透明になる
消えてゆく
胸いっぱい
吸い込んだ
雨の香りは
このままの
私でいいと
頭を撫でた
泣いていた
雨は優しく
私を包んで
『届かぬ想い』
太陽は万物を照らし
豊かなる大地は広く
夜の空に輝く月あり
人間の願いは星なり
見えるものを信じて
見えないものを見ず
大切なものは何かと
追いかけている日々
人間とは幼な子です
愛は善も悪もなくて
ただそれを観ている
気が付くその日まで
大きな愛に抱かれて
生かされております
今日も感謝を捧げて
あなたを思うのです
『神様へ』
こんこんこんと
空から音がして
見上げてみたら
大きな木の枝に
キツツキがいた
それを眺めてた
足元に咲いてた
クロッカスの花
紫色と白色の花
高い空を見てた
いい天気ですね
春が来ましたよ
『快晴』
いたいのいたいのとんでゆけ
あのやまをこえてとんでゆけ
ないていたボクにしてくれた
だいすきなひとのおまじない
きっといだいなまほうつかい
いつかボクはおとなになって
そらをかけるまほうをかける
いきたいところへとんでゆく
しんじることから、はじまる
みたいせかいはボクがきめる
『遠くの空へ』
いやだいやだと
小さな子は泣く
欲しかったのね
気持ち分かるよ
大きくなったら
自分の気持ちを
プレゼンしてね
大切なことだよ
よしよしいい子
心で伝えてみる
出先で見る光景
大人が見る世界
子供が見る世界
互いにある事情
きっとねママも
いやだいやだと
言いたいんだよ
『言葉にできない』